2005年01月26日(水)



岩手の竜泉洞という洞窟について調べたわけ。

見ごたえがあると聞いて
一度は行ってみたいと思っていた鍾乳洞。
今回、もしかしたら行く機会があるかもしれないと思い
ネットで少し調べてみた。

その地底湖なるものの美しさたるや
写真を見る限りでも素晴らしいものであり
水の透明度は驚くほど。
これはぜひ行って写真を撮りたいなどと思ったりした。

しかし調べていくにつれ
やはり洞窟内での事故についても
色々情報が見られた。

これは竜泉洞に限ったことではないが
私が知る以上に国内にある水中洞穴は数多く
そしてその広さも驚くほどだ。
複雑に入り組んだ地形や
水位の変化する冷たい地下水。
真っ暗闇の中、ちょっと油断をすれば
人は簡単に遭難する。


そこに入り込み
そのまま帰ってこなかったダイバーの話を読むと
色々考えさせられるものがある。

帰り道も分からず、どうすることもできないで
たった一人で死んでいったのだろうか。

空気のあるところを見つけられず
エアタンクの残量がなくなるまで出口を探したのだろうか。

運良く空気のあるところの出られてたけど
ヘッドライトの電池が切れて
真っ暗闇の中で
助けを待ちながら死んでいったのだろうか。

何十年もたった今
水に沈んでいるのか、洞窟の岩の陰に横たわっているのか。

そこにいると分かっていながら
捜索打ち切りを申し出た家族の気持ちはいかほどか。

それでもあれほどの綺麗な水や
自然の作り出した壮大な未開の地は
人の冒険心をくすぐるのだろうなぁ。

だってその先がどこに繋がっているのか知りたいし
一体、いつどうやって洞窟ができたのか知りたいし
奥になにがあるのか見てみたい。
そういう気持ちはよく分かるよね。




というようなことを
装置の裏の配線に絡まって出られなくなった時に思い出した。
(その先にはなにもありませんでした)

 < past  INDEX  will >
MY追加




日記才人