天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2003年11月08日(土)

ありがたいのか迷惑なのか、
公私に渡り、多種多様の問題が持ち上がっており、
なんとも気の落ち着けどころがない週だった。

とある方の日記に書いてあった 忙しいと云う文字に関すること。
そそ 忙しいという文字も、忙しい忙しいという人間も嫌いなんだよなぁ 
と自分の状態を説明する時につい使ってしまうことも併せて、
苦笑いして読んだ。

副業から足を洗うことにした。
本業も兼ねながらでは、どちらも中途半端になりそうなぐらい業務が増え、
自分の責任において満足いくように進められなくなるのは、そう先のコトではないと判断し、
そうでなくても 心を亡くして、余裕すらなく、追われるように仕事をしている今がとても嫌だったからだ。

その業務を請負ってから二年ほどあまり、
ずーっと訴えていたことがここへ来てようやく届いた。
どうしてもっと早くに云わないのだ と云われても、
云ったことを聞いてくれなかったのは、そっちだろう と。
どんなにシステムを再構築しても、もう続ける気はない。

あちらで段取りした引き継ぎ体勢は杜撰で、
こちらの業務状況をまったく把握していないお粗末さ。
引き継ぎに寄越されたのは、PC自体触るのが初めてぐらいの、
あっちの社長の知り合いで、業務の内容すら間違って伝えられていた。
即座に、引き継ぎ中断を申し入れ、
「販売かカスタマサービスの責任者を呼び寄せ、業務を引き継ぐ」
ことにしてもらった。

それで、まだ姑くは仕事をしなくてはならないのだが、
「もし、このまま仕事をするとなったらどうする?」の問いに、
「今度は、最低月額10万の業務報酬は頂きます。
別に月額40万ぐらいの事務所経費は請求して下さい」
と答えた。
きちんとお金さえ貰っていれば、
その仕事をしていても肩身の狭い思いを
専務に対してすることはないし、(って殆どアタクシはしていないが)
自分の仕事に対しての責任の置き方も違ってくるだろう。
そんなもんだと思う。

引き継ぎの為に時間を取られ、
自然と本業の業務をする時間は、残業ということになる。
今月は、労務費調査なるものがあり、
通常より早くに賃金台帳を仕上げて、提出しなくてはいけないのだ。
毎年思うのだが、この調査で、何がどのように改善されているのか、
ちっとも判らん。その調査目的ですら、なんだか曖昧だと思う。
所詮 国が助けるのは、大手のゼネコンか銀行であって、
その恩恵が末端にいる施工業者に回ってくることはない。
「小さい会社一斉に『御破算願いましては』があったらいいのにね」
とかん様と笑いながら話した。
笑っていながらも切望。

家に帰れば、PCでの仕事より、書き物の方が多かったので、
マゲを見ながら、つらつら仕事していた。
最近、『剣客商売』(池波正太郎原作)がやっていて、
山形勲に傾倒中、かわいい あの笑い方がなんともいい。
残念ながら 藤田まことでは ダメ。
山形勲演ずるところの小兵衛のように生きるのが、いい。

みちえさんが 裏庭になった柿を送ってくれた。
今日はそれでサラダを作ってみようと思う。
引き継ぎは出来なかったけど、あの時に来た方が教えてくれたメニュー。
試してみる価値はアル。

今日は立冬だそうだ。




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