天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2003年08月27日(水) 感性の問題

この間、麻布の夜店で 虫篭を買った。
竹製の篭である。
売っていたおじさんが
「これを作るのに2日も掛かるから、この値段だと手間賃にもならない」
と、えばっているのかぼやいているのか判らなかったが、
あたくしにはとても素敵な篭に見えたので、手にとって眺めていたら、
何か云う前に300円まけてくれた。

本当なら 鈴虫を入れて飼うらしい。
そんなことをしたら、このヒトのようになっちまいそうなので、
生きたものはやめようと思った。

で、鈴虫を作ろうにも 時間も根性もその時も今も そんなに持ち合わせがないので、
ありあわせの虫で我慢することにした。
云っておくが、けっして G なぞではない。
G は怖くは無いのだが、さりとて好きでも無いので。

そう云えば、さっき結構大きなGが出現し、かさこそと歩き回っていたのだが、
上段からG撃退霧を吹き掛けると、かかかさささと歩き回った挙げ句、
背面歩きを始めて、そのうち深呼吸をして止まった。
そのままにしておいては、掃除をした意味も無いので、紙に包んで捨てた。

で、Gではなく。

虫篭の中に入れるのは やはり虫に関連するものがいいだろうと、
ザックの上に陳列してあった 仮面ライダーアマゾンのフィギュアを入れてみた。

仮面ライダーは、バッタの改造人間だからと思って、
後日そうこのヒトに自慢したら、
仮面ライダーでもアマゾンは、カメレオンの改造人間だと指摘を受けたのだが、
へぇ〜と云ったままにしておいた。
カメレオンだって この際、虫。

一匹だけでは 淋しく思えたので、宮島張子の河豚を相方に入れてみた。
虫では無いが、色が派手だから虫っぽい。


ところが、相対していると息が詰まる感じがする。
これじゃいかんと思い、昔といってもさほど昔でもないぐらいに、
「川底を流れる小石のように。」のキリ番ゲットで貰った 人まねこざるを
ジャッジマンとして入れた。

やはり三つ巴は落ち着く。

篭が檻のごとき様相を呈してきたので、ここで番人が必要になってきたと感じたので、
この間の誕生日に、25才占い師から貰った小さな豚の風鈴を篭の上に置く。

ここまで出来た時、写真を撮り、このヒトに送ったのだが、
なにがなにやらわからなかったようだ。あたりまえか。
が、それが虫篭であることが判ると、中に入ってるものをちゃんと育てるよう熱く云われた。
さすがは セバスチャン。


風邪を引いて寝ている間に たけ子ママに統べて片付けられてしまった。
と 思っていたら、
これらを入れたまま、篭ごと箱に仕舞われただけだったので、
再び箱から出し、配置を整え、今度は仕舞われないよう、
あたくしのエリアであるザックのモニターの上に置いた。

そこでさらに、手を加えた。

番人が一人では不味かろうと云うことで、
数カ月前に玩具屋で衝動買いした木の豚を相方として風鈴豚の横に置いた。

どちらも ほどよく間抜け顔なのが 番人にぴったり。

これで 秋の夜長も楽しめるディスプレイの完成。


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