天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2003年04月22日(火) 偉そうに劇評

なんて できる訳がないので、素直に感想文。
ここではないところで 日記を書いている 湘南坊主さんの御子息・ケニヤ氏が、
役者をしており、その舞台を観に行くようになって、今回で4回目。
そんなに観劇経験がないあたくしが云うのも生意気なようだが、
だんだんと 上手く呼吸を掴んでいるような気がする。
肩をいからせるでもなく、意気込んでもいなく、つかみが上手くなってきている気がする。

ただ、今回 4つの残念どころがあった。

まず ひとつめ。
舞台前のと始まった時に演技者が配った ちらしが ちゃちい。
何か意図があったにしても その片鱗すらわからんぐらい ちゃちい。
せっかく、そのちらし配りという動作と芝居へのプロローグと注意事項をうまく絡ませたのに、
あのちらしで 客が来るかい?って感じで、興醒め。
ええい、あたしが 酔っ払って書いたちらし(直筆のほうでも)のほうがもっと上手いぞ!!
今度の芝居のチケットと交換で、そういった類の手間ひまの掛からないものなら 請けたい!
と腹の底で思ったしだい。
つーか、劇団でいるでしょ。そういうの得意な人。
小物使いがちゃんとしてると、それなりに見えてくると思うだのだが。
(時代劇の見過ぎかもしれんが)

ふたつめ。
これは、しょーちゃんだけではなく、今回でてなかった 倉本氏にも思ったのだが、
姿勢悪い。やや猫背の前屈み。
演技がウマイだけに、これは惜しい。
特に今回のオカマのしょーちゃんは、結構!だっただけに惜しい。
ショービジネスしている オカマは 姿勢がイイぞ。(って沢山見てる訳ではないが)
役にも因るんだろうけど、見栄えが違う と思うのだ。姿勢いっこで。

みっつめ。
舞台裏で、前説の台詞をモニターで聞きながら、喧々諤々言い合うシーン。
声に声が重なると、よほど考えた台詞がないと、相殺効果。
って きっと分ってるのだろうけど。どっちの声を拾ったら良いのか、
耳が喧嘩した・・・。
あの場合、受けてるか受けてないかの客席の笑い声を大きくして、
前説はごにょごにょと辛うじて人の声と分かるぐらいで良かったのではないか?

よっつめ。
これは、観る人としてのマナー。携帯を鳴らしやがった奴がいた。
贔屓の役者かもしれんし、それこそ 箸が転がってもオカシイ年頃かもしれんがの、
大声で 何にもで笑うムスメ 2匹。
台詞が聞こえないぐらい、耳障り。
まぁ、個人の好みだけどね。笑う箇所なんて。
かく云うアタクシは、劇中で ゆーじが云った
「日記を公開するなんて 湘南坊主か!」
なんて感じの台詞に反応して、にひひ とひとり笑いしていたが。


なんて 勝手に書き述べたが、きくち氏のオカマのしょーけんは、かわいいぐらいだったし、
ケニヤ氏は、虫シリーズを観たものなら ! な笑いをとれるダンスを披露してくれるし、
ひらまつ氏のじょーしまは、ファニーフェイスでも ダンスは上手い(足がきれいにあがる)。
穴口氏・磯貝氏の両女史の好演もあって、なんとなく、脚本がわけわからんちんだったけど、
楽しめた。
そう、脚本が わからんちんな部分あり・・・。あたくしが イタダケナイのであろうか?

兎に角、成長が楽しみなので、とことん Deepに青いまま でいて欲しい集団なのだ。
次の公演 楽しみ。

最後に、毎度毎度 公演情報をくださり、チケットを手配してくださる、湘南坊主様、ありがとうございます。
次もよろぴく。




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