ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
最近、週末は 誰かが誰かを誘って 下北沢のたいはおで飲んでると云うパターン。 次の日、契約さえなければ、アタクシだって カラオケ〜 だったのにっ。 まぁ 次ぎの機会。 明日は、また DeepBlueの芝居を観に行くのだ。今回は一人で。
さてさて、タイトル通り前々回の日記の続き。 勝手に押し付けお薦めマゲ本の御紹介。
前回は そこそこ かための本だったのだが、 ついでに書くと、 ・御家人斬九郎(柴田錬三郎 新潮社) 短編なのだが、どれもタイトルが面白い。所謂“江戸弁”の言い種。勧善懲悪ではないが、すかっとする。ドラマでは、渡辺謙が好演した。主要人物は、原作と同じなのだけど、性格などが全然違うのだ。が、どちらもいい感じなのは、珍しい。斬九の母親・麻佐女の食い道楽ぷりは、どちらも健在。小気味よさは、秀逸。
・岡っ引どぶ 岡っ引どぶ 続(柴田錬三郎 講談社) 同じく柴錬もの。見た目も社会的立場もアウトローで、相棒は、なんと鼠小僧。ボスは、盲目の与力・町小路左門。これも ちっとも勧善懲悪ではないのだ。一応それっぽのだが、左門の手の上でどぶがころころ転がっている感じがするのだ。短編で2冊ある。心に残ったのが、ある男の復讐劇。子供をも巻き込んでの周到な計画と、年月を重ねた怨念は、凄まじい。ドラマでは、どぶ役を田中邦衛がやってたのしか知らない。が、生き写し!と思ったのは アタクシだけではないはず。
以下、最近の傾向
・深川澪通り木戸番小屋 シリーズ(北原亞以子 講談社) 木戸番小屋の夫婦を中心にした 短編集。江戸の市井の人々の暮しの音が聞こえてきそうな感じがする、暖かい短編集。乾いた体のポ仮スエットのように、疲れたココロに染み渡る 江戸ヒトの情。1冊長篇があるらしい。なんといっても お捨の魅力。
・本所しぐれ町物語(藤沢周平 新潮文庫) 上記に紹介したのと似ている。こちらも じんわりとくるのだ。あちらが木戸番なら 番所がその核のところなのだが、これら場所名、は江戸の町のコトを知ってなければ ? なところがある。知らなくても 読めばそれなりの雰囲気は充分に掴めるが。 核の場所・核の人物を中心に 町に暮す人々が交じりあって物語が成り立っていく。そこら辺の技量が見事。
夜も更けてきて 眠いので 今日はここまで。 次は、なりわい かな?
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