ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
日記を書こうと思ったら、階下の大家さんから電話。 お土産のまんじゅうを頂いて、 さぁ、珍しく下調べ(タイトルの漢字を確認したくて辞書を引いただけ)してたら、 また大家さんから電話。 通販で買った雑巾スポンジのネジが外れないらしい。 ドライバーを一揃持って 助けに行く。 ついでに 交渉成立。
で、心行くまで日記を・・・と思ったのだが、 つい、薔薇を飲みかけで出掛けて、階段を昇り降りしてたら いい酔い加減となったので、FAXを送ってみた。
1枚は失敗に終る。 ま、勝手に送ってるからいいんだが。
さて、タイトルである。 (但し、注意したいのがすでにいい酔いであること。支離滅裂になったら南無三) ルネサンスと言えば分かりやすいか? 15世紀頃のイタリアあたりで興った ギリシャ・ローマ文化の復興のことをさす。と 辞書を引けばわかる。 読んだもの観たものに影響され易い性質。 先週末に時間潰しに買った「対談 杉浦日向子の江戸塾」にどっぷり浸かり、またしてもどうでもいいような思想と言うか人生の目標と言うか、 ま、有り体に言えば、「自分のどうしようもない部分」を論じようとしているのだ。
もちろんそれは、マゲのことなのだが、それは、「江戸」に限定させていただこう。 テレビはもちろん、活字も好きなことは、すでに御存知の方も多いと思う。 ぐみちゃんにも言われたのだが、あたくしの本名がすでにその雰囲気 のせいもあるやもしれん。
どうやら、ガッコで習った『日本史』では、その生活の様子などをかなり省いておいでだったようで、やれ「身分制度」だの、やれ「一揆」だの、文化や文明においては ちぼっとちぼっとの説明で、当時のあたくしは「ああ、江戸時代のなんと肩身の狭い時代のことよ」と感じていたのだ。興味が沸かなかったのだ。余談だが、歴史に興味が沸かなかったのは、おき家3兄弟でもあたくしだけであった。それが、イケナミに出会い、小さい頃、ばぁさまと見ていたマゲテレビの個人的復興と重なって、今に至る。 但し、相変わらず歴史は苦手。だが。あと大河ドラマも。
さて、前出のその本は、今をときめくマゲ作家たちが弟子となり、杉浦日向子師匠に、江戸文化や生活様式、庶民の暮らしについて 王道的なところから重箱の隅まで、自分の?を対談形式で説いてもらっている。 そのどれもこれもに ほ〜!とか はぁ〜!とか おおおおぅ!とか たとえすでに知っていることでも!を付けて、読み興じていた。(地名の)江戸に限ったことらしいが、当時の世界中を見ても、人口が多いことはさることながら、その文化的水準も社会的水準もかなり高度であったようだ。しかも治安もマゲテレビとは違ってよかったらしい。まあ、江戸幕府が開かれてから、国をあげての戦というものが 300年近く起こらなかったから、それこそ 『「戦争を知らない子供達」を知らない子供達』の時代だったのだ。武勇武芸をもってその存在を知らしめるはずの武士が、政治的手腕などで出世する時代だったのも、その平和さが分かるというものだ。
現代社会の技術的進歩は、戦争に使う武器によってと思うフシもある。 が、江戸時代のそれは、ただひたすらに「ヒトをあっと驚かす」ことのみにあったとのこと。その代表のからくり人形などは、今でも驚くべき技工なんだそうだ。また、錦絵(浮世絵)もしかり。なんとまぁ 素晴らしい。遊びの世界にこそ 金・時間・頭脳を費やすべきだと。
詳しくは、その本をお読み頂きたいのだが、それを読んで、その感動をまたしても仕事中にゆーこさんに熱く語っていた時に、エレキテルがごとく、頭の中で閃いた。
これは、ルネサンスだ!
江戸を知り、そのまま江戸暮しをしようという野暮はしないが、当時の人々の生きざまや精神、遊び心や粋を 今の生活にどんどん反映させたら それこそ天下無敵の極人生を送れるのではないか?人間性解放だ!ギリシャのエピキュリアンに憧れた中世ヨーロッパ人のように。
つーことで、おきらくや@にごう 自分の生来の粋があるのかないのか?通になれるのかなれないのか? さらに研究をして、見極めるのだ。
というのを 礼儀正しい友人にも熱く語ってたのだよな。昨夜。
まずは独・文芸復興。 日銭で稼いだ「宵越しの金は持たない」から始めるか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・これは やってる。
|