ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2002年09月09日(月) |
北の国記念〜熱い思いを〜 吃驚したので追記 |
と、決して週末に放映していた「北の国から」ではなく。 いやぁ、日記に書いておきながら、結局1秒も見なかった。 訶くなる上は、安藤ナオちゃんのビデオに頼るのみ。 わざわざメールを飛ばしてくれた、二人の御仁には、ここで厚く御礼申し上げ。
表題は、今日目出たく、またしても16才になった北の人へ贈る同じマゲ愛好家としてってことで。 マゲの種類がちがうのだけど。
いやぁ、ホントにいいマゲを見つけたのだ。 かの黒澤明に惚れ込まれ、スピルバーグの家の表札もこの人が書き、 天才J・ベルーシーの映画にもとてつもなくチョイ役で出演したにも関わらず、エンドロールには堂々と名を残した、世界中のマゲ愛好家の生き神、 世界のMIFUNE。
そう、三船敏郎の痛快時代劇「荒野の素浪人」をとうとう見たのだ。 前々から流されていた番宣も気になっていたのだ。 だって、"(椿)三十郎"の3倍強い"峠九十郎"というコピー。 画面には、でっかく「三十郎×3」と映りきや、次に「峠九十郎」だだっだーん!(うおぉー!!)何度、雄叫びをあげたことか。 ただ、今まで、なかなかきちんと見る機会がなく、 今日はようやくその運びとなったのだった。
ハードボイルドの「峠 九十郎」。 とてつもなく強い。必殺剣は「八方達磨返し」 が、強いだけでなく、弱きものに優しい。 その相方に、坂上次郎が演じる「すっぽんの次郎吉」。 軽妙でお調子者。得意技は「死ぬ真似」 九十郎の手となり足となり、いつかは大金を手にすることを夢見て、 しつこくくっついて回る。 今では死語のニヒルな大出俊の鮎香之介。紫のマフラーが、ただひたすらキザ。が、五連発の短銃使いの名人。何故か付かず離れず 九十郎と旅をしている。 旅の先々で、悪と戦い、そして去る。
ここまで書くと あれ?三匹と似てる!と思った。 登場人物のキャラこそ違うが。
兎に角、いい。面白い。 三船敏郎の映画をちゃんと見た記憶がないのだが、 ああ確かに世界のマゲ好きを狂喜乱舞させるだけのことはあり。 ストーリーもどんでん返しがきいて、人情も笑いもある。 その時だけの出演者も重くない程度にきちんと描かれていて、 小気味がイイ。 いい酒のんで、旨い肴を食べた後って言えば分かりやすいか? 満足の得られるものだったのだ。
あとでネットで調べたのだが、この「峠九十郎」、1972年の放映。 あっしにはかかわりのねぇことでございますの「木枯らし紋次郎」と同年。 松本白鸚の鬼平がその前年の1971年。 ああ70年代は まげの宝庫なのだね。
番組を作るにあたって、 黒澤映画の「椿三十郎」が、主人公の名前の由来にもなっているため、 三船が直接監督に手紙を出して、テレビで演じる了承を得たらしい。 仁義を通す敏郎ってば立派。
さて、「九十郎」に狂喜乱舞していたその後、 小林稔侍の「お助け同心が行く!」を見たのだが、 母親役の玉緒さんがいい味だしてた。 この原作、前出の「木枯らし紋次郎」と一緒の笹沢左保。 ふむぅ。興味あり。今度原作探して読んでみよ。
つうことで、モへさん 誕生日おめでとう!!
げ。マゲに夢中になるあまり、今週も「濱マイク」見逃した・・・。
【追記】 さっき、付き馬(見得きり文句「切った張ったは稼業じゃないが喜の字屋おえん、けじめつけさせてもらいます」)見てたら、 なんとなんと SMAPのつよぽん、緒川たまきがゲスト出演。 レギュラーの又さんが、宅間伸→こにたん→うさ忠に変わっていた。 みにのお気に入り しんさん は まんまだったけど。 つよぽん、結構マゲ似合う。うんうんいけるぞ。 そのまま、殺陣も覚えてくんなまし。 さすが、9月9日。マゲ日和。
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