天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2002年08月19日(月) 台風休み

ではなく、はなっから休みを取っていたのだが。
朝 起きて、雨の音を聞いた途端に、
今日の予定をこなす自信が無くなった。
が、奮起して出掛けるしたくをした。

今日すべきこと
主要銀行口座の名義変更
パスポートの変更
運転免許の変更

が、これらに必要なもの
銀行印
戸籍抄本・住民票
認印
が 統べて会社においてあることが判明。

まずは 会社に土産を持って顔を出す。
驚かれる。そして 笑われる。
机の上には、またしても小山が築かれており、
ちょっとは片付けようかなぁ なんて思いも、
「今日は 休みでしょ」の一言で 触らせて貰えなかった。
電話も応対しようかなぁ と思ったのだが、
「休みだから」ということで 喋らせて貰えなかった。
お茶を飲んで 菓子を食べて 
「いってきます」
と 言って出掛けた。

まずは 銀行。
どうやら 持ってきたものが登録しているの銀行印と違うらしい。

「これしかうちにないのです」
幸いにも、パスポートも免許証も持っているので、本人確認が出来、
印鑑変更をしてもらって 無事名義変更もしてもらう。 

そのまま クレジットカードの名義変更を済ます。

次は パスポートの変更。
変更記載事項に書いてもらうだけだと、料金も安いし、
手続きの手間も掛からないのは知っているのだが、
出入国の時に時間が掛かるらしいこと。
変更事項を英語で説明出来きないことは あたしが一番よく知っている。
ので、去年、折角10年パスポートを取ったのだが、
もう一度新規で発行してもらうことにした。
多分、年に1回海外に旅行するとして、
その都度2度も泣く目に会うよりも、発行料を払った方が
お得だと思ったから。

写真を撮ってもらった後、小腹が空いたので ラーメン屋に入った。
生ビールが 1杯350円という POPに ココロを動かされた。
ビール1杯で 酔うとは思えなかったのだが、
書類を書かねばならないことと、
免許の書き換えに 警察署へ行かねばならないことを
ふと考えた時に、
善良な一市民を演出したいのなら、ここは我慢のしどころだと
あたしの中のぺ天使が囁いた。

申請書類を提出し、空模様を心配しながら、警察署へ向かう。
毎度 免許更新の時に お邪魔しているのだが、
入り口に立って 茫然とする。
“免許更新窓口は都庁に移りました”
長い棒を持っている 多分警邏のおまわりさんが、
「ああ、もう受付時間過ぎたよ」とそっけなく言う。
「今さっきまで 都庁にいたのに!HP見てここだって調べたのに〜!」と
嘆く振りをしていると、
「何しに来たの?」と聞いてくれたので、
「本籍と名前変更です」と嘆く振りをしながら答えると、
中まで入れてくれて、窓口の人に聞いてくれた。
「それなら 2階で手続き出来ます」と
赤いリボンを渡され、それを胸に付け、
2階で手続きを済ます。
裏書きするだけなんだよな。
手続きをしてくれた婦警さん曰く、
「免許更新時に、総てが表に出てきます」
更新は来年。
顔かたちが今とあまりにも違い、身分証明にもならない
この免許とおさらばできるのも あと1年。

善良な一市民を演じて、リボンを返す時も外に出る時も
ニコッと笑って、一声掛けて 胡散腐そうな顏をされながらも
警察署を後にした。

地元の商店街の本屋に立ち寄り、数冊の文庫本を買い、
お茶屋に立ち寄り、麦茶のパックを買い求める。
お茶屋には 商店街の会長さんもいて、
「まだ 一緒に暮してないのか」
「それなら お前が 四国に行け」
「あんなイイ男 ほっといたらいけない」
「きっと遊んでる」
「結局 田舎に引っ込む運命なんだ」
と 言いたいことを言われたので
「山田君に頼んで 住民票を移すつもりだ」
「行ってきたばっかり」
「今度の出張先は 北海道か沖縄がいい」
「坊ちゃんちのにょにんが 遊んでくれるなら それはそれでいい」
(そんなことできないのは 先刻承知の助)
「どんな運命でもいいけど おじちゃんちの田舎よりうちの田舎の方が都会」
と 言いたいことを言って、
麦茶はまけてもらって 帰ってきた。

今日のスべきことを 恙無く終らせ、
ビールを飲みながら 休日最後の夜を満喫している。
あとは 洗濯だけなのだけど。
この天気じゃね。




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