天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2001年12月10日(月) 感動ですらある

あたくしは、以前 北に住む謎美女が「恋愛相談」を開いた(と言うより、商魂逞しいKPヘビ商人なる人物によって開かされたと言った方が正しいかもしれない。→http://homepage2.nifty.com/jyurousya/ のコラムをクリックすると恋愛相談室にいけます)
ので、「コイ」について相談してみることにした。
ただし、ちょっと恥ずかしいので、個人的に。

その返事が来た。
律儀な人である。

あたくしの疑問を 見事に解決してくれたその文章が、KPヘビ商人は、実はとてつもなくその人の能力を見出せる人だったと言う事を証明してくれていると確信した。単に、酔っ払った時に受けた恨み返しではなかったのである。

今日は、それを証明する為に、あたくしが出したメールの概略と謎美女からきた返事を御紹介してみようと思う。質問メールは「フォーマットメール」なるもので出したので、残念ながら手元に残っていない。

〈コイ相談の概略〉
現代の若者は 告白する事を「コクる」と言うそうです。
また、「〜(場所)で食べる」「〜をする」と言う時に「〜る」とも言うそうです。
もし、時代劇が好きだけど、見た目がすごーく現代若者的な女子高生から「コイコクらない?」なんて言われたら、それは果たして
「恋を告白する」なのか
「鯉コクを食べる」なのか
どちらなのでしょう?

(所詮、あたくしがする「コイ相談」なんてこの程度のレベルである。ま、何か別のコトを期待していた人がいたら御愁傷様なのだ)



〈謎美女からのメール(ほぼ原文)〉

> もし、見た目がすごーく現代若者的な女子高生から
> 「コイコクらない?」なんて言われたら、

これは相手が女子高生だろうと、
87才梅沢とめだろうと、
「鯉こくを食べない?」
という意味と考えて然るべきだと思われます。

なぜなら私がそう言われたら、
「鯉こく」だと迷わず思うから。

もし、異義をとなえられた場合は、
「そのようなごく限られた世界での共通語を
異なる場所に位置する人間に対して使用するということは、
あまりに不用意かつ自己中心的行為であるからして、
その認識の甘さを自覚されるべし」
とかなんとか言いつつ、
むりやりいっしょに鯉こくを食いに行っちゃうと、
彼女も今後は人を見てその場にふさわしい言葉を使用
するようになるでしょう。

ま、ようするに、
「恋を告白する」機会より
「鯉こくを食う」機会のほうが、
遥かに多いので、そう考えちゃうってことだけどね。

てへ。

モヘジ。


どうでしょう。コイ相談が 現代の日本が抱える会話言語の問題までに高められ、
ケースバイケース、TPOを考えたニホンゴの使い分けを導いてあげなさいと、
マゲ(日本文化の具象化)を愛する一日本人としてのアドバイスに至っているのである。
(ああ、ここには一言も「マゲ」なんてコトバは出てきてないんですが、同形異種のマゲを愛する者同士として、そう読み取ったのである)
このメールを拾ったのは、昨夜、程よいアルコールが体内に充満し、既に締め切りを過ぎた内職をするのを諦めた時である。
が、そんなまたしても己を甘やかして過ごしているちょっと惨めさを感じていた自分に対し、酔っ払いながらも質問に答えくれている謎美女の深い愛情(或いは同士としての哀れみ)に、救いと感動と満足を覚え、安らかな眠りについたのである。(この時、謎美女が酔っ払っていたというのは、その後、このメールを公開してよいでしょうか?というメ−ルの返事で、本人が自白?したのである)

しかし、このメールで またしても疑問が生まれてきてしまった。


「鯉コクを食う」機会のほうが 「恋を告白する」機会より、遥かに多いことと言い切ってしまう謎美女モヘジさんへ 恋相談する人ってどんな人だろ?


ただただ残念なのは、自分で質問しておきながら、どちらもかなり稀な機会なあたくしは、現代的な女子高生とも知り合いではないので、こんなに有効な答えを貰いつつもそれを使う機会が無さそうなのであった・・・。

なら、そんな質問するなって?

仰っる通り。







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