気まぐれ日記
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2010年11月29日(月) スノーホワイトは決して美しくない

 寒いし、冷たいし、滑るしで雪の降り始めが一番いやだ。

 今週の一言:たかしは決して物を貸してはいけない。借りパクり経験はあります。借りた相手、引っ越しちゃったんですが今でも友達です(笑)





 温泉施設を出て、次の目的地へ向かう。
 「あまり時間はないが、送って行こう」
 と、セルヴェスは提案した。
 「大丈夫かのう?」
 「これでも世界を半日で一周したことがある」
 ウィングドラゴンと称するくらいなのだから、飛行速度も速いはずだ。
 「せっかくだから頼みましょう」
 ルイはもう乗る気満々でいる。
 「じゃあ、戻りそうになったら早めに言ってくれよ」
 「ああ、無理はしない」
 ウィングドラゴンの姿のセルヴェスは圧巻だった。そもそもドラゴンなど、人前であまり姿を現さない。
 「北へ向かうんだな」
 「ああ、頼むぜ」
 セルヴェスは飛び上がった、そして大きく羽ばたく。
 「うっひょー!」
 「きゃああああー!」
 「すっげー!」
 三人各々悲鳴を上げた。一気に北へ向かい、そして一時間ほどで落ちた。
 「なんでだー! セルヴェス、早めに言えって......」
 剣はしゃべらない。
 「ふ、二人とも私に掴まって!」
 と言いながらルイは二人を掴み、魔法で地面まで移動、どうしようもなく深い森に降り立った。


草うららか |MAIL

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