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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
くじ運がとんでもなく悪い私なのですが、最近ビンゴ運が上がって来た。 ブロードは昼食を取ってからそこへ向かった。村から近い森の中をそのまままっすぐ歩く。 「見事だな」 村長の言う通り、その剣は大木の幹から生えていた。柄の部分がブロードに向かって突き出ている。全て、妖精が引き起こした事だと思えば不思議はないが、なんでまたこんな事をするのかやはり不可解だった。 どんな呪いがかかってるのやら。 ブロードはその柄に手をかける。 『やめて!』 声がした。 「君かい? この剣の呪いは」 『今すぐ放しなさい! じゃないとこの木は死んじゃうの』 「だから、君はこの木に刺さっているのかい?」 どう見ても、木を痛めつけているのはこの剣だ。 『私がここに刺さったばっかりに、この木は死んじゃう事になったの。だから私はこの木に栄養を送る管の代わりをしているの』 「じゃあ、君は土の妖精かい?」 「よく、分かったわね。私は妖精主から草木を守ることを託された妖精なの。だから私は木を枯らす事は出来ない』 「でも、どうしてこんなことに?」 「あいつよ。赤帽子が悪いんだ」
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