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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
気を取り直して。 「で、その赤帽子はいつ出てくるんですか?」 ブロードは尋ねる。 「真夜中です」 と、村長。 「まあ、普通はそうだろうね」 「分かっているじゃないか」 「まあ、初めてじゃないんで。あと、ちょっと尋ねたいんだけど、この辺に、曰く付きの剣とかってある?」 村長の家を出て、借家に戻るとエステルがまた掃除をしていた。 「掃除はいいからさ、洗濯お願いできる?」 「もうやったわよ」 「あ、ありがとう」 「ブロードったら、なんで丸めちゃっているのよ。しわくちゃじゃない。あー、信じられない。私、そんなの絶対着ないからね」 「まあ、普通は着ないよね」 「だから、洗濯したの」 「じゃあ、お礼に今日はこれを」 レイヨンからもらった非常食、はちみつ飴を一つ彼女に渡した。 「わあ、はちみつ飴だ。ありがとう、ブロード。今日はもう帰るね」 「うん。じゃあね」 エステルは帰って行った。 ブロードは一つため息をついて、ベッドに腰掛けた。
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