|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
明日はカップリングパーチーに潜入捜査です。 「何か、あるんですね」 何かなかったらこんなにはならない、とブロードは思う。 「実は、妖精に目をつけられていてね」 「妖精ではあるけど赤帽子だね」 「ええ、それです。この村に入ってくるほとんどの砂糖や飴やハチミツをダメにされるのです。元を取るには高くせざるを得ません」 「やっかいだなあ」 ブロードは人事のように言った。実際人事なのだが。 「赤帽子は確かに悪い事をする妖精だよ。けれども、妖精である以上、人間は手出しは出来ない」 すべての妖精は、妖精主の子なのだから。この大陸は妖精主により保たれ、もたらされている。妖精たちはその妖精主により祝福されている。子どもに危害を加えられたら親が黙っているはずがない。 「そうでしょうな。なぜ、赤帽子が現れたんでしょう」 「さあね」 妖精とは気まぐれなものだった。この村が何か気に入ったのだろう。 「手はないわけじゃないよ。妖精を懲らしめることは出来る。妖精はね」
|