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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
北だろうが南だろうが関係ない。 それからクイスマークの屋敷には二度訪れることになる。六人のメイドとクイスマークを手厚く葬るためと、事情聴取のためと。犯人である消滅させてしまった精霊を蘇らせる事はできないが、役人はそれを見ない限り信じる事は出来ない。かといってバルクたちは証拠不十分で逮捕出来ない。 結局事件は迷宮入り(バルクたち以外は)となってしまった。独り身のクイスマークの財産は一時コンファイア国が預かり、その後施設や教会に配分されることになった。 「結局只働きだったのう」 「しょうがねーだろ。俺たちも疑いかけられたしよ」 「もう、止めよう。兄さま」 その一言でメイド協会に着くまでクイスマークの話をやめた。ラナはややしょんぼりしながらビアソーイダへ帰っていった。 メイド協会に寄ってヴェックスと別れる。 「私にはウォンテッダーは向かないみたいね。楽しい事ばかりじゃないことは知っていたけど」 「確かに毎回、あんなことばかりじゃないけどな」 「じゃあ、また近くに来たら寄ってね。それと、ビアソーイダに行ったら、ちゃんと兄さまたちに会ってよ」 「......ああ」 バルクは苦い顔を作った。
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