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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
深いため息をつきたいところですが、胸にここでは胸にとどめておきます。 「二重人格なのか?」 アニムの質問にロナは答える。 「そんなようなものです」 「ようなものって?」 「クイスマーク様には、先祖の霊が憑いています」 「魔族か?」 「いえ、先祖です」 「あんな行動に出る先祖ってどんな先祖なんだ?」 「クイスマーク様の先祖は虐げられた一族なのです。そして、今の時代に蘇った時、その念を若い女性にぶつけているようなのです」 「お主はここに来て長いのか? 何故、お主だけ無事なんだ? そもそも、何者なのだ?」 そう問われ、彼女は顔を曇らせた。 「私はクイスマーク様の元婚約者です。今はクイスマーク様を見守ることしか出来ません」 彼女は続ける。 「ただ、クイスマーク様が先祖の霊に操られても、私には何故か手を出してきません」
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