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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
この間電話で話した友人が、「今日、乙女の日(比喩表現)で...」 「ヴェックス、いなくなったメイドは何人だ?」 「六人......」 くくり付けられた死体は六体だった。 「ルイ......」 アニムが辛そうに求めるように呼んだ。ルイは首を振りながらも飛び上がった。普段は便宜上しまっている羽を広げ、ぎこちなく宙に飛び上がる。 屋根にくくり付けられた六体の白骨を一つ一つ見る。恐る恐る見て、それが確かに人間のものと判断する。長い月日に晒されたメイド服はぼろぼろで崩れている。 ルイはフラフラと地上に舞い降りた。 「ルイ、ご苦労様」 彼女は青ざめていた。その表情で彼らは何も尋ねなかった。 「知って、しまわれたんですね」 ロナだった。 「お早うございます。ずいぶん早いご出立でしたね」 「これは、どういうことだ? クイスマークがやったのか?」 と、バルクが尋ねた。 「はい、と言うべきか? いいえ、と言うべきか? 今、クイスマーク様に尋ねても何も答えてくれません」 「どういうこと?」 「クイスマーク様は、二つの顔をお持ちなのです。いつもはお優しい方ですが、ご病気が出ると、あのような行動に出てしまいます」
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