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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
を、友人が踏んでいたので、さっそくリク受け付けます。友人だけにリク聞きやすい。 アニムもルイも知っていた。だから驚きはしない。 バルクの家系は変わっている。ビアソーイダ王族。王族というだけでも変わっているのだが、そのビアソーイダという王族は世界でも一番変わっていると言っても過言ではない。 まず、挨拶代わりに手合わせは当たり前である。 「バルク、がんばれ」 「怪我しない程度にね」 二人はお茶をすすりながら言った。 「あ、あのヴェックス教官?」 戸惑ったようなメイド、ヴェックスは知らない振りをして、バルクを中庭に案内した。 「話は聞いたわ、兄さん。あのヘネシーを負かしたって」 中庭に向かいながら、ヴェッスクが話しかける。 「ありゃ、運が良かったんだよ」 「ヘネシーはあのサミクラスの生まれ変わりって言われるほどなのよ」 「ああ、あとニ、三年もすればもう俺らは敵わねーな」 中庭は狭かったが、剣の手合わせには充分だった。この王族が出会ったらどんな狭い路地でも手合わせしなければ気が済まないだろうが。 「多少の手加減、お願いね、兄さん」 ヴェックスが剣を抜く。刃が長くも短くもない剣、ミドルソードである。 剣はいつも腰にさしている。若い娘が四六時中いるところなので、不審者が入って来たらすぐに対応できるようにしている。教官兼警備も行っていた。 「しゃーねーな」 バルクも剣を抜く。光が当たると、うっすら緑色に見える剣。 「ってか、多少の手加減ってなんなんだ?」 「本気でやれば兄さんに勝てないことくらいわかるわ」
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