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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
午前中はお天気も良く、タイヤ交換しました。 「山の神は人の娘を嫁にするんだ。商業隊ごともっていっちまったんだよ」 「どこの昔話なんだ」 「山の神に昔も今もない。山の神が嫁を探している以上、ここを通った人の娘、それもかわいい子は連れて行かれちまうんだ」 「やれやれ、その山の神とやらのところ、分かるか?」 「場所までなら」 「教えてくれ」 「山の神に逆らうのか?」 「行って話をするだけだ」 「僕は行かない」 「ついてこなくていい。どこへ行けばいいのか、教えてくれ」 兎は山の神の居場所を教えた。そして、虎を見送った。虎は山の神がいるという、霧がかる山の頂上を目指した。 頂上付近には村がある。まだ薄く霧が残るその村に虎は立ち寄った。 「これは、旅の虎さんかい?」 虎に特に驚きもせず、村人はそう挨拶をした。 「山の神に会いたいのだが......どこに行けば会える?」 「ああ、それならもう少し登ったところに神の家があるよ」 「今朝からご機嫌でね。きっとすぐにでも相談に乗ってくれるよ」 「相談?」 「ああ、山の神さまは気のいい神様でね」 「わしらはそれで助けられて暮らしているんだ」 虎はふとわかった気がした。 「わかった。行ってみる」 虎は村人の言う神の家に向かう。
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