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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
あんまりいいもんじゃない。だって、大半の読んでる人には通じないから。でもね、分かる人だけは、とっても優越感なのでやります。 道を歩いていると、兎が茂みから飛び出した。 「あ」 「兎!」 「ひ、ひっ! 虎だ〜!」 兎はその脚力で逃げて行った。 「今、しゃべった!」 「ああ、また、逃げられた」 その兎こそ、以前虎が逃したチャーミグの弟子の兎だった。 兎が逃げて行った先に、山があった。この山の頂上付近に村があるという。ただ、今から登ると今日中に着くか着かないか、という具合で彼女はためらった。 「クレン、何か近づいている」 「え、何?」 「馬が歩く音だ」 耳をぴくぴく動かして虎は言う。しばらくするとそれは彼女の視界にも入った。 「商業隊だわ」 早い話、旅商人の団体、キャラバンである。彼らの馬車には住むに困らない最低限のものが積んである。言ってみれば、それが彼らの家でもある。 「交渉してみましょ。馬車で寝かせてもらえるかもしれない」 彼女は商業隊に近づいていった。
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