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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
なんと、バッハのゴルトベルク変奏曲なんだそうです。 「ねえ、チャーミグさんって、いくつで亡くなったの?」 虎と蛇は彼女を見た。 「二百十ニ歳だったと思う」 と、虎は言った。 「いや、三百二十五歳って聞いたことあるぜ」 と、蛇は言う。彼女はあぜんとした。 「どちらにしろ、人として長生きだよな」 「かなり長生きだわ。って、それって本当にそうなの?」 「どちらにしろ、百歳は超えているはずだ」 蛇は言った。 「チャーミグって何者なの?」 よく考えれば、いや、考えなくともおかしな話だった。動物たちに言葉を教え話させる。ただの人ではないのは確かだった。 「人だ」 「人だね」 それでも、チャーミグを人と称する。ならば、人なのだろう。 「そうなの?」 「そうだよ」 「そうだ」 「で、マレモン。皆に伝えているんだよな?」 「ああ。あと、三匹だ」 「皆を集めて何をやるんだ?」 「何をやろうかな」 「なんだ、決まってのか。だったら、それも考えるといいだろう」 蛇はそう言ってとぐろを巻いた。
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