気まぐれ日記
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2007年03月19日(月) ゲルマンさん

 ゲルマンさんします。(注*自分用語/しかも今作った)

 これが企業なんだ、と実感します。
 もともと、まあ、代理だしな。
 
 




 その夜から雨と風が強くなった。虎の言う通り、嵐はまたこの港町に現れた。彼女が眠っていると、再びその音が廊下に響く。
 ひたり、ひたり......。
 彼女は起き上がった。この宿に、幽霊などいない。宿屋の息子がそう言うのだから、そうなのだろう。だから彼女は起きる事が出来た。
 ひたり、ひたり......。
 彼女はドアノブに手をかけ、開ける。
 そこには、雨に濡れた蛇が一匹這いずっていた。
 「ヘビ......」
 「よう、姉ちゃん。ここに虎がいなかったかい?」
 「あ、あなた、チャーミグさんの?」
 「もしかして、マレモンを知っているのか?」
 体長五十センチほどのその白ヘビは彼女の部屋に入り込んだ。
 「いやー、助かったよ。俺、トップってんだ」
 「そ、そう」
 「いやー、マレモンをこの家で見かけてさ、この中にいると思って昨日の夜も探したんだけどよ、見つからなくてね。俺の姿見ると人が、きゃーきゃー言うからよ、夜にしか動けないしな」
 「そ、そう」
 どんどん近づいて来る蛇を彼女は避けるように移動する。
 「いや、ホント助かったよ。で、マレモンはどこだ?」
 「この宿の隣にある馬小屋よ」
 「そうか、外か。でもな、外嵐だからな。ここに泊めてくれ」
 「いいけど、近寄らないでね」
 彼女は、蛇は苦手だった。


草うららか |MAIL

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