気まぐれ日記
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2007年03月01日(木) 続きは

 何も考えてないわけじゃないけど、ほとんど考えてないとの同じって、何?




 「どうして旅を続けていらっしゃるんですか?」
 神父が尋ねて来た。
 「いろいろありまして......」
 「男は信じられないと言ってい......」
 彼女は虎のしっぽを踏んだ。
 「世界を知りたいからです」
 「そうですか。その剣は?」
 「これは父の形見です」
 「お父さんの? そうですか。あなたもそれを使うんですか?」
 「私は剣は使えません」
 「それじゃ、一人旅は大変でしょう?」
 「一人じゃないです。マレモンも一緒ですから」
 虎は少し顔を上げた。
 「だから平気です」
 「そうですか」
 
 食事を終える。
 「いやあ、クレンさん、今日は久しぶりに楽しかったです。明日にはご出立されるとは残念ですが、よい旅を」
 「いえ、今日はすっかりごちそうになっちゃって......ありがとうございます」
 「いえ、本当に美人さんとお食事ができてよかった。では、おやすみなさい」
 「おやすみなさい」
 「クレン、あの人には......」
 「あんなにいい男の人、初めて」
 「そうか」
 虎にはよく分からなかった。しかし、彼女の照れくさそうな仕草はわかった。


草うららか |MAIL

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