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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
と、思う事があったんだけど、それがどんなことだったのか思い出せない。 数週間が過ぎた。 彼女と虎は森の中にいた。 「マレモン、どうしよう」 「世界一の森とは良く言ったものだ。この森は、生きている」 「生きている? それ、どういうこと?」 「移動しているということだ。私たちを出したくないらしい」 「そんな」 「森の主に会うしかない」 森の精。比較的大きな森には主がいるという。それらは精霊や妖精、もしくは神とされるものが主となる。世界一とうたわれるこの森なのだ、神と呼ばれるものが主となっている可能性がある。 「そうね。なんとか私たちをこの森からでなきゃならないわ」 森の主に会うために、彼女は動物を見つけるとそれに語りかけた。まずはリスだった。 「お願い、この森の主に会わせてちょうだい」 リスは困ったような仕草をした。そして逃げ出す。 「どうしたのかしら?」 虎を見て恐れたような様子は無かった。 「この森で何か起こっているのかもな」 今度は狐だった。狐ものまた、逃げるようにいなくなる。 「お前ら、こんな時に森に入ったのか?」 そんな声がした。 「猪?」 「いかにも、猪だ。人の割に驚かんな」 「私も話すからだ」 「なるほど。虎か。チャーミグの弟子か?」 「そうだ。私はマレモン」 「私はクレン。あなたは?」 「アタークだ」
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