気まぐれ日記
DiaryINDEXpastwill


2006年12月17日(日) お休み

 にも関わらず、あんまり寝なかったような......。今日ははよ寝よう。うん。
 これから風呂はいるよ。

 すんません、今日は番外編(でも虎の話)




 彼女は虎に向かって言った。
 「忘れていたの、今日契約更新しなきゃならないの」
 「ほう。精霊とか?」
 「うん、まあ。炎の精霊と水の精霊なんだけどね」
 「では、私は適当なところで休んでいるから行ってくるといい」
 「うん、じゃあ後でね」
 魔法を使うものは、契約更新などの義務がある。これを逃すと、その精霊との契約が永遠に出来ないこともあり、忘れずに行わなければならない。
 
 「あん、すてきなすてきな炎の精霊さん?出て来てん」
 誰もいない広い場所を探すのも一苦労だったが、なんとか探して彼女はそう叫んだ。
 「なんだ? クレンか。そういや今日、更新だったね」
 現れたのは三十センチほどの小さな精霊だった。そして子供である。
 「そうなのよ、精霊さん。またきれいな炎をよろしくお願いしますう」
 「しゃーないな、クレン。でも、やけどに気をつけろよ」
 「やん、もう、精霊さんの炎にやけどしっぱなしよ」
 「じゃ、クレン。ここに血を」
 クレンは人差し指をナイフで切り、精霊の額に乗せた。
 「更新完了。じゃあ、またねクレン」
 「ええ、また会える日を楽しみにしてるわ、精霊さん」
 
 「ああ、疲れた......」
 精霊の機嫌をとるのも楽じゃない。

 「水の精霊様、今後もよろしくお願いいたします」
 「わかりました、クレン殿。頭をあげなさい」
 水の精霊はやはり三十センチほどの女性だった。きれいな容姿をしている。
 「では、クレン。ここにそなたの血を」
 「はい」
 同じように額に切った指を乗せる。
 「精霊様、今後も澄んだ水をお待ちしています」
 「ごきげんよう、クレン殿」

 虎の元にもどったクレンはくたくたになって帰って来た。
 「更新は済んだのか?」
 「うん、疲れた」
 「だろうな。奴らに合わせるのは大変だろう」
 「でも、いつも力になってくれるから」
 ロクに剣も振れずに旅を出来るのは彼らのおかげである。だから年に一度ならいいか、と彼女は思う。
 「半年後には、風の精霊と地の精霊の更新があるんだけどね」


草うららか |MAIL

My追加