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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
なんかね、大荒れなんですよ。今もびゅーびゅー風吹いてます。とうとう、雪がフロントガラス(車)につもりました。そんな季節なんだなぁ、と思います。寒いです。 ブリュットは確か、次男だったか。年はスタウトより上だ。 「マーテル」 「兄さま、この人たちは出入り禁止ですぅ」 「ふーん。わかった」 それだけ言って、また奥へ戻ろうとする。 「お前、マーテルの剣を受けたんだな?」 スタウトに向かってそれだけポソリと言い、本をまた顔に乗せる。 「おい、出入り禁止ってなんだ?」 と、男の一人。そのまんまの意味だ。 「あなた方は、当城の一般開放施設すべてを使う事が出来なくなりました。兄さまに顔を見られたからにはあなた方はもう出て行かなくてはなりません」 「はあ? じゃあ、何か? 風呂も使えないのか?」 「使えません」 男たちは笑った。笑いながらも図書館を出て行った。静かになるとマーテルは俺たちのそばでぺこりとお辞儀した。 「ご迷惑をおかけしました。どうぞごゆっくり本を探してください」 そう言って、男たちが散らかした本を片付け始めた。 「お、これなんか面白そう」 スタウトが手にしたのは『世界珍生活紀行』という本だった。俺も適当に読みたい本を手にする。 「あ、あの、お名前をここに。旅行者なら出来れば出身地もお願いします」 マーテルはカードを差し出した。 「俺は、ロセウ=マスディス。カードなら以前作った」 「はい。今探してみます」 その間にスタウトは名前を書いた。 「では、期限は一週間。本は旅には持って行けないのでその前にお返し願います」
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