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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
なんでか、ものすごっく眠いです。あ、もう十二時になるところだわ。当たり前か。 スタウトと旅をしてから、一ヶ月たった。 ひどく後悔している。このスタウトという男は何事にも首を突っ込みたがる性格だった。それでも、あのバルクの孫なのだ。世の中、間違っている。 「ここがビアソーイダか?」 「そうだ。お前の祖父の生まれた国だ」 「ふーん」 奴は目を細める。何か企んでいる時などはそういう目をする。油断ならない。 「そっから入れるんだな」 「ああ、ビアソーイダ城は一部一般に開放されているからな」 それは、図書館と大浴場。むろん、無料である。 「普通、城ってそう一般の奴は入れないだろ」 「普通じゃないのだ」 「そうか。でも、行ってみようか」 スタウトはにやっと笑うと城に向かって行く。ビアソーイダ城はいつも人でにぎわっているが、今日は更に人が多い。何事かと思えば、王族の余興があった。 「なんだ、なんだ?」 「公開練習試合だ」 「公開練習試合?」 「王子どもの余興だの」 この城の王子たちは、ここにいるスタウトと年が変わりない。 「一般参加とかねーの?」 「出るつもりか?」 「うん」 「やめとけ」 お前が出たら、大混乱だろうな。
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