気まぐれ日記
DiaryINDEXpastwill


2006年10月12日(木) 新しいキャラは覚えられない症候群

 なんでも症候群付ければいいと思っていませんよ。(すいません)
 昨日の日記で、ステルブがステイブになってるところが。
 いや、書いているうちから、ステイブ、ステルスとかになっていたし。
 昔書いたのにも彼は登場してますが、名前すっかり忘れてしまっていて、新たに付け直したんですけどね。この先も、間違うでしょう。



 
 男言葉の看護士はとりあえず、ステルブを落ち着かせ、連れて病室に戻った。後で、話を聞きたいからこの病棟の詰め所で待っていてくれ、と言われた。
 「リューはどうする?」
 「私、イザリアさんのところに戻ります」
 「うん」
 彼女も何か感づいたらしい。込み入った話は嫌いだった。だけど、幼なじみが記憶喪失ならば、そうならざるをえない。
 言われた通り詰め所で待った。その時間がやけに長く感じた。
 「待たせてすまない」
 十分ほどで彼女は戻ってきた。
 「ヴェール......いや、ステルブの担当をしているウォルティアだ」
 「レイムです。で、記憶喪失というのは......」
 なんで、記憶喪失なんかになったのか、こっちが聞きたい。
 「状態は芳しくない。名前すらいまだ思い出せないでいる。君は彼の幼なじみだそうだが、記憶が少しでもあれば、君を見て何か感ずるはずなのだが......それもないときた」
 「完璧に記憶喪失なんだ」
 「ああ、だからヴェールと呼んでいた」
 「?」
 「この地方では、霧のことだ。いや、彼の場合、雲に覆われている。そういえば、彼を見つけた日も厚い霧がかかっていたな」
 彼女はステルブについて話しだす。


草うららか |MAIL

My追加