気まぐれ日記
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準備をしてます。 問題は印刷屋さん。 メールとかないところを見ると、不備はないはず。 そんな自分が不憫です。(それ、ギャグのつもりか?)
キャリア付きバッグ買っちゃったー!
院長から部屋の一室を借りた。そこだけは好きに使っても良い、となった。ベッドも仕切りのカーテンも白い。病室だった。それでもタダということで使わせてもらう。明日の夜、リースリーズは現れる予定である。 邪魔にならなければ、一部の病院内を見てもよいということで暇つぶしに俺は病棟を見て回った。リューも一緒についてきた。イザリアは医者の娘というだけあり、医学書を借りて読んでいた。病棟内を好きに歩いていいのは軽症者の病棟だけだった。まあ、重症者を見る気はしない。足を引きずっている人。頭に包帯巻いている人、いろんな奴とすれ違う。 「......!」 その中の一人、外傷のない男の患者がいた。それが、ステルブだと気づいた。 「ステルブ!」 思わず叫ぶ。それに少しリューは驚いた。 「こんなところで何やってんだ!」 ステルブはゆっくり振り向いた。 「俺を知っているのか?」 「知ってるか、だと?」 「頼む、教えてくれ。俺は、誰なんだ?」 襟首を掴まれた。締め上げられる。酷い力だった。そして、奴の眼が必死だった。 「うっ、やめっ!」 「レイムさんに乱暴しないで!」 リューがステルブを突き飛ばした。 「やめろっ! リュー!」 もちろん、間に合わない。彼女の怪力で彼はふっとんだ。植木にぶつかって植木ごと倒れる。 「もう、いい。リュー」 「でも......」 「記憶喪失ってヤツだ」 「きおくそうしつ?」 「記憶を無くしてしまう......病気のようなもんだよ」 「そんな、ことがあるんですか?」 「場合によっちゃ、な。大丈夫か? ステルブ」 ステイブはゆっくり起き上がった。 「何をやっている、君たち」 看護士が駆けつけた。 「患者に何をするんだ?」 男言葉だが、女の看護士だった。ステルブの横につく。 「この患者は記憶を失っているんだ。何があったのかわからないが、失礼があったのならすまない」 「ステルブは......いつからここに?」 俺は聞いた。 「知っているのか? ヴェールを?」 ヴェール? 「こいつは、俺の幼なじみだったんだ」 そして、俺がウォンテッダーになった原因でもある。
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