気まぐれ日記
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2006年09月23日(土) |
ああ、ちょうど気になるところで |
終わってるようだけど、ちょっとしばらく席を外したい気持ち。 どうしようかな。 また気まぐれでも起こしたらやるかな。 なんかね、いろいろね、やりたいことが押し迫っているんですよ。 具体的に、ゲームがやりたい。でもゲームばっかもしてられねーんですわ。 ほんと、こんなヤツでごめんよ。 だから、今日は書いて置くわ。短いけど。
バルディットと呼ばれたメイドの少女は窓から飛び降りた。ここは二階だぜ! 「おいっ!」 呼びかけた時、彼女の背中が裂け、羽が現れた。ドラゴンを思わせる強硬な羽だ。 「な、なんだ!」 「まさか……」 イザリアも驚いている。バルディットは見えなくなるまで飛び、そして帰ってきた。窓からふわりと入り込み、そして羽が消えた。丸見えの背中をエリン公は用意していたマントで隠す。 「ごめんなさい。ご主人様。逃がしてしまったようです」 「いいんだ」 「は、羽、羽……」 イザリアは言葉にならない。 「ドラゴンとの?」 「ああ、バルディットはね……」 バルディットは、ドラゴンとの間に生まれた母親の娘なんだそうだ。その母親は普通の人間だったのだが、どういうわけか彼女はドラゴンの血が濃く、今のように羽が現れたりするそうだ。あまりその力をコントールできないらしい。そんな彼女を持て余した母親は彼女をエリン公に預けたそうだ。いや、彼女の生まれた家、バルディット家が世間体を気にして彼女をなかったことにしたかった、というのが現実らしい。だけど、彼女に名前が付けられなかったがためにバルディットの名前が付いていることを向こうは知らない。エリン公の厭味だ。 「私が、もっと、しっかりしていれば」 泣き出すバルディットをエリン公は慰めた。 「かまわない。どうせ、価値のないものだ」 俺たちやリースリーズにとっても。価値としてはエリン公が思い出に浸れる物であるというくらいだ。 「あの、ご主人様さま」 「なんだい」 「私もウォンテッダーになって、勲章を取り返したい」
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