気まぐれ日記
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ちょっくら明日、あさってとお出かけしてきます。素直に旅行といえばいいの? ともかく、久々に遠出してきますわ。楽しみー! んで、更新はいつもの事ながら携帯でひと言二言となると思います。よろしく。 今回のお土産:地元二大一口チーズケーキ! 食べ比べてね。
何が大丈夫なのか良くわからない。が、そんなことよりもイーリスはヘネシーのことが心配でならず、御者に何か話している。そして、俺に手伝ってくれと言った。ヘネシーを馬車に乗せ、俺たちはフォーランズに戻った。 「いいのか?」 『女神の涙』は盗まれたままだ。そのことを聞いた。 「ヘネシーの方が大事」 すっぱりとしている。俺は思う。ひざにヘネシーの頭を乗せ、馬車揺れから守るように彼女を抑えている。彼が言うように、彼女は恋人なのだろう。 「まさか、王子様だとは思わなかった」 フォーランズ王国の王子。予想以上の無口。 「とにかく、心配すんなよ。リースリーズだって言っていた。あいつは盗むのがメインだ」 「……ありがとう」 「それよか、あんたの方が偉いよ。ものの順位がわかっている」 「ヘネシーは、俺を支えてくれた」 「?」 「だから、俺もヘネシーを支える」 この二人の間には、色々な何かがあるのだろう。聞くのは野暮だろうか? 城の前では、イーリスの出迎えを兵士たちがする。 「お帰り、イーリス」 「ただいま。急ぐから。グオンは?」 「部屋にいると思うぜ」 「そう」 友達と話す感覚でイーリスは門を抜ける。ヘネシーを背負いながらで歩みは遅い。手伝おうかとも思ったが、これはやはりイーリスの仕事だった。城の中を歩き回り、やっとひとつの部屋にたどり着く。 「グオン、入るよ」 ノックなく入る、グオンと呼ばれた男は……これがまたかなりの色男だった。いや、そうじゃなくて少しむっとしたが、ヘネシーの容態に気付き驚いたような顔をした。 「どうした?」 「リースリーズに記憶を盗られたみたい。でも、戻るって」 「そうか。で、そっちは?」 「レイムさん。俺たちが雇ったウォンテッダー」 「そして、あの偽物は?」 「奪われた」 ……偽物?
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