気まぐれ日記
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自分にとって疲れること。 苦手なことをすること。これは誰でもそうなんだと思う。自分のそれが、「人に物を教えること」なんですよ。 いや、大した仕事ではないし少ないので大丈夫かと、思いますが……。うちの方に降ってかからないことを祈っておこう。
この間読んだ「ギャングの日常と襲撃」あれにいい言葉が載っている。『言う通りにやれ、俺のやる通りでなく』みたいな……。あと、『ガラスの家に住むものは石をなげてはいけない』(すでに使用している・笑)
「じゃ、遠慮なく」 晴仁は、そのガムを全部口に入れた。 「うっ」 「うっわー、辛そう……」 究極ミントはさすがに効くだろう。なみだ目になる晴仁。その場にいる者は晴仁に注目する。 『でてくるぞ』 「えっ?」 良介に憑く魔が言う。 『睡魔のお出ましだ』 「なんも見えないけど」 「部長は鈍感ですから」 「そう、無理無理」 晴仁から抜けたそれ、睡魔は可奈と貴乃と魔にしか見えない。 『くそ、せっかく居心地のいい身体だと思ったら……』 『よお、睡魔。残念だったな』 『ああ? お前、エゴの魔だっけ?』 『まあ、そんなようなもんさ。ここにいる奴らはお前には手強いぜ。とっとと別の身体見つけな』 『いわれなくても』 「睡魔が去りました。これでもう大丈夫なはずです」 と、貴乃は言った。 「す、素敵です。二体の魔で会話があるなんて……」 「はーい、可奈ちゃん。現実に戻ってきてねー。野田君、もう大丈夫よ」 「うん、身体が軽くなったような気がするよ」 こうして晴れ晴れとして晴仁は帰宅した。
翌日。 「野田、また寝てるのか?」 野田晴仁。本日も授業中は熟睡していた。睡魔は関係ない。
問題児だが、成績だけは優秀である。
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