気まぐれ日記
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2006年06月22日(木) |
チチバンドの秘密(女性必読?) |
ちちバンド=ブラジャー。確か友人が使っていた言葉。そっちの方が恥ずかしいんじゃないか? それはどうでもよいとして、その秘密ってほどじゃないんですが、今までの認識がちょっと違うので。 まず、付け方はちょっとかがむような姿勢でつける。そんで、脇から内側から詰め込むようにして整える。そーすると、ぺちゃぱいと嘆いているうちの妹もCカップという夢のような大きさになる。(いや、大きさは変わんないけど。でも、すっごい形が良くなるし、あるように見える) 下着売り場のお姉さんがそう言っていたらしい。「大きさ」でなく、おっぱいの「直径」でABCが決まるようです。(これは自分なりの結論) つーか、知らなかったのはうちだけか?
ラーメンをすすりながら上田ははっと思いついた。 「もしかして……」 オカルト研究部の怪しげな交霊会が原因じゃないか? いつもいつも失敗したと言っているが、部室で何か起こるわけでなくその周りで何か起こっているのではないだろうか? そんなわけで、次の月にそれを検証した。 「良、今日は交霊会だよな」 「あ、はい」 「今日は何を呼び出すんだ?」 「桐壺更衣です」 「なんでいつもそんな奴らばっかなんだ」 その辺は無視しておく。問題はその儀式だ。 「今日は上田先生も参加するよ」 「へぇ、先生、気をつけてくださいね」 「何かに取り憑かれても責任取れませんから」 「お、お前ら……」 「じゃ、始めます」 理解不能な文字、よくわからない魔方陣。インチキ臭い薬品類。そして、良介の口から意味不明の言葉がもれる。 「東、これ、まともな交霊儀式か?」 「少なくとも部長にとっては」 可奈はにんまりと笑みを作って答える。 「……」 上田は不安になった。 儀式は結局失敗に終わる。だが、ふともらした貴乃の言葉にびくりとする。 「何事もなくて良かったね可奈ちゃん」 「そうね」 「お、起こるのか?」 「部長のめちゃくちゃだけど、呼び出されないっていう保証はないんです」 「な、なんだと……!」 「せいぜい、雑霊程度で済んでるのでやめてないんですけどね」 「でも、風邪引いたり怪我しちゃったりする人はでるかもしれないけど」 「……」 謎は全て解けた。が、何もする気がなくなった。 相変わらず、交霊会を行う日は怪我や病気が多かった。しかし、何があったのか、交霊会はしばらく中止するそうだ。そのままあいつらが卒業するまで中止してもらいたい。 上田は、そんなことを思い今日も保健室にいる。
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