気まぐれ日記
DiaryINDEX|past|will
さぼってばっかりいます。 もう、短編がいいのか長編がいいのか、さっぱりわかりません。 で、頼まれてとある原案書かなきゃなんないんだけど、さっぱりいいのが思いつきません。 ゲームはなんか森まで進んだんだけど……。急にモンスター強くなってねー? と思うばかりです。このゲームある程度のレベル上げが必要なんですね。
引き続き、田中学院
上田明。彼は使われる漢字が全て小学一年生で習う漢字だ、と感じている。どうでもいいことなのだが、本当にどうでもいい。 高等部の保険医である彼は暇そうに見えて結構忙しい。何しろ、この学院の生徒は怪我などが絶えない。 「先生ー、やっちゃったー」 「またか、倉本」 手首に軽い打撲。あとは特に目立った怪我などはない。湿布を貼って終了。 「少し良くなるまで休め」 「そうね。この手は休んでおくわ」 「そうじゃなくて、部活休めって言ってんだ」 「ダメよ。あの子達、私がいないとすぐサボるもん」 口を尖らせて言う綾名に、上田はため息をついた。 「ともかくお大事に」 「先生ー」 「今度はなんだ」 「千太朗が暴れました」 「いつものことだ」 「で、階段から落ちました」 「怪我は?」 「足を押さえて痛がってます」 生徒に連れられその階段の踊り場に行ってみる。鈴木千太朗は足を抱えていた。 「おい、千太、どこが痛いか言えるか?」 「あ、あ足……」 「足のどこが痛いか聞いているんだ」 結局、救急車を呼んで運ばれた。後にたいしたことないという連絡が来る。 「はあ」 保健室に戻って上田は二度目のため息をついた。どうして、こうも放課後が忙しいんだ。 授業中は不思議と生徒は来ない。今流行の保健室学級は田学では見られていないのは結構なことだった。授業中ケガをする生徒も病気になる生徒も滅多にいない。が、放課後は多発する。急に具合を悪くし高熱を出す生徒、怪我をしてくる生徒、急にうつ状になり、保健室の隅にこもる生徒。中等部、高等部に集中して起こる現象だった。
|