気まぐれ日記
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2006年06月08日(木) |
ああ、仕方ないことだけど |
最近、ここ薄い。
内容が……。
メールの返信もしたいです。
引き続き、死女神の話。(前回の話とはつながってません)
「で、この子はなんなの?」 弟に問い詰めた。 「魔帝の右腕に封じて、私が性格を植えつけた」 「それって……」 運命……ある意味、生を与えたってことじゃない。 「じきに目覚めるだろう」 「どうしてこんな面倒なことを?」 「このままにしておくと、もっと面倒なんだ」 この子は、初代魔帝を引き継いだと聞いた。初代の魔帝……覚えている。とても今の魔帝とは比べ物にならないやんちゃ坊主だった。それこそ、人間世界はおろか魔界すらも破壊しかねない。だから、この子に初代が受け継がれたことを誰もが恐れた。カーナリアス、この子の母ですら。 封じたのは結構だ。でも、弟が性格を植えつけたって……どんな性格?
意外にも、その子は普通の良い子の性格だった。人当たりも悪くないし、礼儀正しいし、そしてなんといってもかわいい。つい、メロメロに甘やかしたくなる。しかも、弟の言うことは渋々ながら何でも言うことを聞く。その辺をつっこんだら、 「ああ、それか? そういう性格にしたからだ」 「それって……」 アンタの都合か! ともかく、初代が封じられているのであれば安泰かしら?
でも、かわいそうなカルストラちゃん……。
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