気まぐれ日記
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毎度この日記をご愛顧いただきありがとうございます。
三周年を迎えました。
三年か……三年ってば節目だよね。石の上にも三年。桃栗三年柿八年。そろそろ毎日日記書くのもしんどいなぁ。何しろ、ブログとmixi掛け持ちだしなぁ。 そろそろ、この日記閉じようかなぁ。うん。そうしよう。
そういうことで、最後の日記。そうだ三年前はアニムから始めたんだから、〆もアニムでやろうか?
「そういうわけで、ロセウ。さらばだ」 「どういうわけか、ちゃんと説明してよ。アニム」 「お主も一人前と言っておるのだ。いつまでも小生と一緒では好きなこともできまい。お主だって、女の一人や二人」 ロセウは興味なさそうな顔で言い返してきよった。 「アニムはどうなんだよ?」 「とうの昔に飽きたわい」 「昔って……?」 「思い出すだけでもおぞましい」 「……」 エルフは絶滅種族だ。原因の一つに男が生まれる確率が圧倒的に低い。エルフたちもそれを承知している。だから種を守るために必死なのだ。なので、男として生まれた小生には役目があった。それを済ませたわけだが、ハーフであるロセウにはそれはない。少しうらやましく思う。 「でもさ、俺には魔族が融合してんだよ」 「その点なら心配ない。お主の旅の友ならもう決まっておる」 「何それ?」 話が違うじゃないか、という顔をする。 「ビアソーイダの血筋だからのう。腕は確かだ」 渋るロセウを送り出した。恨みがましさ、寂しさが目にこもっている。小生はそれを見つめ返す。 「よい旅を、な」
一人の旅は気楽だ。しかし、それだけに孤独が付いて回る。ロセウが離れて一人となりそれを身に染みる。バルクが死んで、何年たったか……。奴と別れた時が一番淋しかったのを覚えている。いっそ、小生も一人どこかに落ち着こうとも思う。 「しかしのう……」 人間の時間で過ごした小生にとってエルフの寿命は長すぎる。まだまだ、現役だ。
では、また会う日まで。さよーならー。
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