気まぐれ日記
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2006年04月27日(木) 大変申し訳ございません

 いや、先に謝っておかなきゃなぁと思って。
 長いのは、自分が忘れるからダメだわ。
 
 今日の失敗(母の):『出かける。ごめん。早に何か食べて。何もないけど』の置手紙。早に? 確認したところ、『先に』と書きたかったらしい。通じないよー。



 コクヨウと別れ、クレイスはまた一人となった。コクヨウはクレイスとは違う方向を進む。
 「そのほうがいいだろう」
 「まあな。あんたはわかっていたんだろう。こんなようなことになるのを」
 「ああ、まあな。今度は私が新たな国を作るかもしれない」
 「あんたはどっちかというとそういうタイプだ」
 「私が王になったときは君たちを歓迎するよ」
 「いいのか? そんなこと言って」
 「いずれ、そうしようと思っていた」
 そんな言葉を交わして、別れた。
 ピネルはコクヨウの姿がなくなるのを待ってから現れた。
 「クレイスも役者よねぇ」
 「気づいてたのか?」
 「微量な魔力も妖精にはわかるわよ」
 「姉さんたちがどこにいるのか、わかったよ」
 「あなたのための魔法って、自分たちを見つける魔法なのねぇ……。それより、あんたの魔力、明日には戻るんでしょうね?」
 「まあ、明日にはほぼ全開だろ?」
 もともと有り余るほどある魔力だ。大人しくしていた分、戻っている。
 「ピネルとの契約、解約するわけにはいかないからね」


草うららか |MAIL

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