気まぐれ日記
DiaryINDEX|past|will
ただ今朝夜逆転生活です。 起きるのは夕方6時です。(笑) 今朝は八時まで仕事してました。(笑)
「人の魔力で?」 スピネが首をひねる。妖精は魔法を使わない。その身自体が魔法みたいなものだった。 「そうだ。操られると自分の意識と関係なく動くようになる。記憶もない。ただ働かせるだけだ。だけど、それにはこれが必要になる」 クレイスが頭に巻いていた布をほどく。日によっては色や柄が違うものをしていたのでスピネにとっては、ただのおしゃれだと思っていた。 「わ」 スピネが軽く驚く。額には火傷のような跡が残っていた。その舌に魔方陣のようなものが書かれている。 「この模様を身体に彫らない限り、その呪縛は成り立たない。俺は追い出されるときに、焼かれたんだよ」 「ふうん……じゃあ、もうクレイスを操ることはできないんだ」 「そうでもない。あいつは魔法の炎で焼いたんだ。あいつの魔法で治すことができる。そうなれば、また俺を……」 「そうなの……」 「でも、例え操られても自由なのが一つある」 「それは?」 「眠っているとき、夢の中だ」
|