気まぐれ日記
DiaryINDEXpastwill


2006年03月30日(木) 夜勤明けで帰ってきたよ

 いや、正直、朝は平気。ただ、ずっと立ちっぱなしだったんで背中と足が痛い。そのくらい。
 今日も夜八時から仕事なんで、十時頃寝て、五時ごろ起きるつもり。FFでもやれば、眠くなるだろう。多分。



 「妖魔……」
 ブロードはつぶやく。そうだ、そもそもの発端は妖魔だ。
 「アンタが、妖魔なんだね」
 エリュウスに言う。
 「なぜ、そう思うの?」
 「妖魔にしか出来ないから、そう思ったんだ」
 全て、偽り。呪われたのは自分だけだ。自分にかかった呪いは自然と解けるようになっている。その呪いが解けかかった今、村の風景が薄くなっていく。
 「なるほどね、驚いたわ。人間がここまで出来るなんて」
 「人間だったんだ。もう、俺は人間に近い存在だけしかない」
 「私をどうするの?」
 「妖精主は何も言わない。だから俺はここを去る」
 「……何も言わないのなら、私を消さないのね」
 「うん。アンタは妖魔として生きるためにやっているんだから、いいんだと思う」
 「やさしいのね、ブロード」
 「さよなら、エリュウス」
 ブロードがそう言うと、まわりの景色が森の中と変わっていく。
 「まったく」
 ブロードはしばらく空を眺めていたが、やがて歩き出した。


草うららか |MAIL

My追加