気まぐれ日記
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2006年03月19日(日) これが面白いのか別として

 ちょこまかとやっております、例の12。
 お気に入りは、うさ耳のフランさん。
 戦闘の仕方はだいぶ慣れたかな、と言う感じ。

 DVD見ました。こ、こんなのヅラじゃなーい。と、思ったのは私だけなのかな。まあ、タイトルがタイトルだから。それにしても、前評判とかか聞いてたけど、ほんとサービス満点のよく出来た代物です。(CM見て笑っちゃった)


 
 畑の獣を追っ払うが、これも誰かが差し向けたものだと考えられる。
 ミーヤの小人が戻ってきて、彼女に耳打ちすると消えた。
 「どうやら、低級霊も獣も同じ人がやったそうです」
 「で、そいつは?」
 「それが、隣の家の人だそうです」
 「隣?」
 「ええ」
 依頼人の家の隣は一軒しかない。その家と依頼人の家は、代々仲が悪いそうだ。
 「くっだらないわね」
 マーキーが吐き捨てるように言う。
 「こんなことで霊を使いますと、運気を逃がしてしまうのに」
 ユミーも暗い声で言う。
 「さて、どうしようか?」
 「お隣へ行きましょう」
 「どうすんの?」
 「止めなきゃ、いつまでたっても同じことの繰り返しですよ」
 「そうなると、もうこの家から依頼は来ないね」
 「そうですけど……」
 「まあ、同じような依頼ばかりじゃ、こっちも飽きるからね」
 「あなた、どっちなんですか?」
 ともかく、彼女たちは隣の家に向かう。しかし、隣家の者は否定した。
 「うちじゃない」「やってない」の一点張り。
 「でも、私の使役する小人はあなたを指してました。言い逃れは出来ませんよ」
 と、ミーヤ。
 「亜妖精の証言など、裁判では取り入れないのは知ってるんだ。証拠にならないね」
 「そんな」
 「往生際が悪いわね」
 マーキーが懐に手を入れ、銃を取り出す。それを額の真ん中に押し付ける。
 「ひっ、こ、こんなことしたって」
 「銃なんか簡単すぎてつまらないけれど」
 「ひいい」
 「しょうがないからね、コレばっかりは。結局人間相手ではこれが一番効くのよ」
 「わ、私がやりました。本当です」
 マーキーが銃を下ろす。
 「さ、それをお隣に白状するんだね。もう二度とやるなよ」
 「わ、わかりました」
 こうして仕事は終了した。 

 「マーキーさん、銃免持ってたんですか? すごーい」
 銃というのは扱いが難しく、高価ということもあり、その免許もかなり難しい。さらに免許を得るのにお金がかかる。
 「いや」
 「じゃ、じゃあ無免許?!」
 「いいじゃない? バレなきゃ」
 もちろん、バレたらかなりの罰金を支払わなくてはならないし、下手すると、終身刑である。
 「ええっえー!」

 後日、今度はこの間の依頼人の家の隣の家から依頼が来た。なんでも、低級霊が現れ……以下略。
 「これって……」
 「あいつら、反省ってもんがないねっ! 無視無視」
 「あ、マーキーさん。別の鳩が違う依頼持ってきました」
 「それにするよ」
 その日、強い風が吹いている日だった。
 「ダメよ、マーキー、今日は」
 トゥーダが叫ぶ。
 「そうねぇ、今日は不味いわ」
 と、ジュネ。
 「花粉の日だから」
 「なんで、花粉の日がダメなんですか?」
 この季節、強い風が吹くと山から草木の花粉が運ばれ、ちょうどこの街に降りかかる。そんな日をいつも花粉の日と呼んでいる。
 「社長が、花粉症なのよ」
 確かに、花粉症である者にとっては過酷な日だ。しかし、それがほかのメンバーに差し支えるとは思えなかった。
 「えーと、私の鞭知らない?」
 と、マーキー。
 「ロッカーの中でしょ」
 「マーキーさん、武器免どのくらい持ってるんですか?」
 「銃以外全部」
 「すごーい」
 「でもね、ほんとにすごいのは」

 ひぇっくしょん!

 社長がくしゃみした。その姿がみるみる変わる。
 「しゃ、しゃしゃ社ちょーっ!」
 ミーヤが事務所の端まで後ずりする。社長は、巨大な獅子の姿になった。
 「社長、獣人なのよ」
 「で、獣の社長は、そのまま獣なんだよ」
 「くしゃみした拍子にたまーに戻っちゃうんです」
 「だ、だから、あの時、狐とか犬とか……」
 「動物類には、本能でわかるらしいけれど」
 「マーキーはモン退エキスパートだから」
 見ると、マーキーが鞭を振るい社長に襲いかかる。
 ミーヤは、思う。
 転職した方がいいのかな、と。


草うららか |MAIL

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