気まぐれ日記
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帰ってきました。 と、いうかネット生活復帰しました。ああ、長かった。約半月だよ。いろいろあったな。(いや、ない) なんか、九日以降と言っていたけど、意外に早く戻ってこれたよ。うん。もう、二度と勝手に電話線変えたりしません。決してうっかりなぞしません。はい。 やっぱ、キーボードで打つのは違いますわ。
なんとなく(いつものことだけど)、変なキャラにしたくて出した植物学者(?)ミランさん。かわいい大人の女を書いてみたかったんだけど、ただの変な人となりつつ。まあ、どうせフレクアの話は気軽に書いているからいいかな、と。
コケイ草はミランのおかげですぐに集まった。それを持って町に戻る。その頃には昼になっていた。 「まだ、お昼なのね」 朝が早かったからだ、と彼女は思った。かごの間かコケイ草がこぼれるのを見て慌てて拾う。 「ミランじゃないか」 「こんにちは、門兵さん」 門兵は渋々ながら彼女を通す。 「何しに来たんだ」 「別にぃ、この子の頼みを聞いてきたのよ」 「用が済んだら帰れよ」 「そう邪険にしないでよ……わかってるわ」 フレクアが二人のやり取りを見て思う。このミランは町の人に嫌われているのだろうかと。しかし、花屋でのやり取りでは彼女のことを変人と言ったがそれほど嫌われていないようだった。 「彼ね、昔っからあたしにあんな態度なのね」 どうやらあの門兵だけであるようだった。 「昔っからって?」 フレクアの想像は飛ぶ。あの門兵は気になる女の子にわざと冷たくするタイプだ、と。 「彼がこーんな小さいときからよ」 彼女が膝の部分に手をかざす。 「幼馴染みなの?」 「うーん、まあ、そうなるのかな? とりあえず、病院に行く?」 「はい」 その話はそこで途切れた。彼女は兄のことを思い出す。 早く、目覚めさせてあげないと……。 病院は昨日と変わらなかった。ただ、よい治療法がわかったとなり病院側は喜んで彼女らを迎えた。治せない眠るだけの患者よりも直せる患者を入院させたいのが、病院だった。実際、眠ってしまった町の者は自宅に返している。そして、何人かの医者が毎日のように見て回っている。 ただ圧倒的に多いのはウォンテッダーであり、町の外の者が多い。当然言えなどない。なので病院ではベッド数が足りず問題となっていた。 「まず、お台所借りまーす」 コケイ草を大鍋で茹でてつぶし小麦粉とこねる。なにか、団子のようになった。それをウォンテッダーたちが眠る病室で焼く。不思議なことに十分な香りが部屋を充満する。 ウォンテッダーたちが次々と目覚めた。
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