気まぐれ日記
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好きな番組は、教育系とかクイズ系だなーと思うこのごろ。アニメもそんなに真剣には見ないですからね。 で、本日の『せかうけ授業』(勝手に略す)のでんじろう先生の科楽。あの、シャボン玉きれいだったなあ! って、画面のはしっこに書いてある『真似しないでください』、絶対子供真似するよ。私が子供だったらやるもん!(自信ある) 電池もスチールたわしも普通に家にあるから「やってみよう」と思うもん。(いや、マジで)花火とかもするよ、絶対。
「さて、行くか」 ブロードは妖精を呼び出した。 「イプル、出来そうか?」 「大丈夫です。マスター」 「じゃあ……」 オフィーリスがブロードと樹理の頭を掴む。二人がその場に崩れる。 「お願い、私だけをそこに連れて行って」 一人立っているオフィーリスはイプルに迫った。 「そ、そんな。マスターに何をしたの!」 「ただ、眠らせただけ。すぐに目を覚ますわ。だから、早く。でないと、あなたの大事なマスターを更に長く眠らすわよ」 「わ、わかりました……」 「ごめんね。でも、私がやらないと……」 オフィーリスがその空間から消える。二人を残して。しばらくして、ブロードと樹理が起き上がった。 「……姉ちゃん、なんてことするんだ」 「母様、一人で行ってしまったのか……」 「イプル! 聞こえるか!」 イプルも戻ってこない。おそらくオフィーリスに封印されたのだろう。しばらくは動けなくして、こちらの足止めしている。 「アイナスターもいるというのに! 母様一人じゃ……」 オフィーリスは古い魔族の一人だ。そう簡単には消えない、とブロードは思う。魔族の歴史よく知らないが、刺青のようなものがある魔族は古くから存在し力も強い。オフィーリス、人間の中に入ってしまったティママン、ロセウと融合してしまったウォードもそうだ。そんなわけもわからないその一員にブロードはなっている。 「イプルがダメならエメムに頼んでみるか」 「この間、お前に魔力を分けた妖精か? 大丈夫なのか」 期待と不安を樹理はぶつける。彼女も早くオフィーリスのもとに行きたい。しかし、あの弱弱しい妖精に何が出来るのかと思う。 「頼んでみるしかない。エメム、大丈夫なら出てきてくれ」 「はい」 エメムは普通に現れた。思ったよりは元気そうである。 「エメム、大丈夫か?」 「ええ、マスター。私たちは、あなたのために働いてます。私たちは、あなたのために消えてもいいと思っているのですから……」 「消えるなんて、思うなよ」 「じゃあ、思いません。それに、そろそろ私が好きな季節です」 エメムは、つぼみの妖精。春が彼女の季節だった。ただ、まだ遠いが。 ブロードは用件を伝える。エメムは笑顔でそれを承知した。 「マスター。あなたも消えないでくださいね」
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