気まぐれ日記
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2006年01月14日(土) さかなクン

 ご存知(?)さかなに詳しい、やけに声が甲高い人である。さかなに詳しいため、どうぶつ奇想天外などでよく見かける方。
 で、なぜ、この方の名前が出てくるのかと言うと、よく行くブックオフにまさに彼の親戚でないか、と思われるくらいやけに声を甲高くしている店員がいるからである。その支店に名づけたのが「さかなクン」。妹と一緒にその店に入ったとき、耳打ちしておいた。「この店は、さかなクンなんだよ」って。そしたら店出る時、「おねーちゃん言ったこと、わかった!と、納得してくれた。
 ブックオフは声がけうるさいくらいなんだけど、さかなクンのおかげで、この店は更にやかましさアップなのです。(でも、私の中ではもう彼は名物)


 
 「無視すりゃ、いいじゃねーの。これ」
 「……でもそのメモに載った限り、相手は黙っていないわ。魔族たちはあなたたちにアイナスターをけし掛けてくる」
 「そして、私たちを賭けの対象にする」
 「そう」
 「じゃあ、早いとこ姉さんの母親を探そうぜ」
 「……」
 ブロードはオフィーリスを見る。その表情は浮かない。それは、そうだろう。母親を消さなければならないのだから。
 「姉さん、お母さんは、呪われているって言ったよね」
 「ええ」
 「妖精主は?」
 「いいえ、母が見つからないから試したことはないわ。でも、多分無理だわ」
 「だけど、可能性がないわけじゃねーよな?」
 「ありがと、ブロード」
 問題は、どうやってオフィーリスの母を見つけるか、リースリーズとアイナスターの対処法は、だ。
 「なんだか、あなたたちに会って、元気が出てきたわ。リースリーズ、アイナスター、どうにかしましょう。せめて、しばらく動けなくするだけでも……そして、母の居所も」
 「妖精を、使うか」
 「何?」
 と、樹理。
 「ヒマリ、今の時期、ちょっとキツイかも知れねーけど」
 「はい」
 ヒマリと呼ばれた少女が現れる。人と同じ大きさをしている。この世界では見慣れない服を着ていた。
 「ブロードさま、何用ですか?」
 ヒマリは膝をついてブロードの前にしゃがみこむ。
 「あのさ、ヒマリ。『さま』はいらねー。それと、そうやってしゃがまなくてもいいから」
 「妖精は主を持ったら、主に仕えるものです。私はそう教えられてきました。主がそれを気にすることはない。さ、ご命令をどうぞ」
 ブロードはぽりぽりと頭をかいた。
 「姉さん、お母さんの特徴を」
 「え、ええ」
 オフィーリスはヒマリに母の特徴を伝えた。
 「名前は、ナルティカ」
 「了解した」
 「もしかして、別空間、別次元にいるかもしれない」
 「了解した」
 「ヒマリ、見つけることが大事だけど、自分が危ないと思ったら必ず逃げてくれ」
 「……了解した。主は、優しすぎる」
 「お前が、厳しすぎるんだよ」
 ヒマリは煙のように消えていった。 


草うららか |MAIL

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