気まぐれ日記
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2005年12月05日(月) あー、月曜日は

 朝からジャンプなんて読んじゃダメだー!
 月曜日だからこそダメかも。
 つーか、うちの地域、今日単行本でんだけど、コンビニにはなかった……。(人気コミックはすでに出てるのに) 
 だから、のちに本屋で買った。
 今週の一言:先生、女の人なのかな……? 


 ジョウロフェンツァ王国。妖精主の大陸の北に位置する国。
 「俺がまともだった時は、南だったんだ」
 「はあ?」
 ブロードは簡易世界地図を出す。簡易というのは、この世界の大体の形と位置を示したもので、航海にも使えない。子供の落書きのようなものである。それを逆さにして見せた。
 「逆だったんだよ。俺らはこの大陸しか知らなかったんだ。そして、今ほど造船も発達していなかったから、ほかに国があるとは思っていたけど、全く知らなかった」
 「ほう。では、今はどう思う? いろいろなところを見てきただろう?」
 「別に。どこも同じだなぁって思ったさ。まあ、ビアソーイダの連中には驚いた。あんな無茶な一族……」
 「やつらの家系には魔族斬りがいる、と聞く。もっとも、千年に一人という逸材らしいが」
 「へえ……。まあ、奴らなら考えられるな」
 「魔族に恐れられる人間と言われている、らしい。それよりも、ブロード。妖精主には会ったことがあるか?」
 「……」
 ブロードは樹理にもう心を読むことが出来ないことを思い出した。そして、なくて良かったと思う自分と、あって欲しいと思う自分がいた。このまま黙っていれば彼女は怪しむだろう。何を動揺している? と。
 「ああ、あるよ」
 「ふうん。妖精主というくらいだからさぞかし美女なのだろう」
 どうやら、種族は違えど、妖精主と聞くと皆、美女を思い浮かべるらしい。
 「今のは、男だ。先代は美人だったけどな」
 そして、彼がただ一人、妖精使いとして使った妖精だった。


草うららか |MAIL

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