気まぐれ日記
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2005年11月30日(水) 第一波(アレ、二波目か?)

 昨日の夜から、嫌な風がピューピューと。雪なんかすぐなくなると思っていたのに、夕方吹雪いてるでやんの。ウォームビズでストーブの設定温度低くしているんですけど、寒くて指なし手袋はいて(手袋ははくものなんだよ、北海道人は)、毛布に包まりながらパソに向かっている状態。あー、冬がもう間近にある。憂鬱。寝てるとき、顔が寒いと冬を感じます。(私の部屋、窓がないからまだマシなんだけどね)


 「消せるものなら、消してみろ」
 樹理が言って、ブロードを引き寄せる。
 「何?」
 「今、この空間を崩壊させる」
 「えっ?」
 「引き込まれたら最後、出られない」
 樹理がこの前身体に取り入れた魔法……ジェークネッドが石版に封じた、多分破壊威力は抜群らしい魔法を解き放った。
 「これなら、多分、空間ごと消滅するだろう。さっさと出るぞ」
 樹理がぐいっとブロードの腕を引く。とたんに大爆発が起こった。
 「でぇえっ!」
 人間ならば鼓膜をやられるところだろうが、幸い魔族である二人には大したことはない。二人は菓子屋の前にいた。
 「ふう、これで肩の荷が降りた」
 もちろん、魔法のことだ。そして、樹理はまた十歳ほどの少女になっていた。
 「お前の魔力は扱いにくい。おかげで余計に力が入ってしまった」
 樹理はぬけぬけと言う。
 「そして、まだ残っていた」
 「よくもやってくれたわね」
 スノムウェンの分身がこちらにかかってきた。 


草うららか |MAIL

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