気まぐれ日記
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ダイエーの食堂にて。 五菜味噌ラーメンを食べた。「うわぁ、味うっすー!」とか思っていた。先日、ダイエットのやりかたで、私のようなタイプは野菜から食うのがベストだというらしいので、野菜から食べ、うっすいスープを飲んだ。さて、そろそろ麺をと思ってそこから混ぜた……。急に味が! そこに、沈んでいたんだね、味。
「退院、おめでとう!」 井上の家には、美紗と井村も来ていた。 「久しぶりね、夏目さん」 「やあ、入院したって聞いたけど、元気そうで」 「退院祝いあげたいのだけど、仕事帰りでねなにも無いの。ごめんなさい」 と、美紗は言う。 「いえ、来てくださっただけでもうれしいです」 「セリナも久しぶり」 「井村さん、お久しぶりです。アヤカさんは元気ですか?」 「ああ、もちろん」 それぞれの挨拶が終わると、子供たちはセリナの手を引いて遊ぼうと言う。美並が腕によりをかけたらしい料理がテーブルに並ぶ。 「俺は、飲めないから」 と、夏目は麦茶をもらい車で来たという美紗もそうする。井村と井上はビールを美並に頼んでいた。 「あなた、飲みすぎは駄目よ」 「ああ、わかっているさ」 それからは、話が続き最近の事件から何が流行ったかという話をした。三時間ほどで美紗と井村は帰っていった。 「あの、今夜はありがとうございます」 「いいのさ。セリナがあんな優しい子に育ったのはあなたのおかげですから」 子供たちは寝静まっている。美並も今日はゆっくり寝れると言ってもう布団に入っていた。井上だけが起きていた。ただし、そろそろ寝るらしくパジャマを着ている。 「……あの、井上さん。あなただけでも教えておこうと思うんだけど」 彼は、自分がもう助からない病ということを井上に伝えた。だから、その後、セリナのことを頼むことを。もともとセリナは偶然、夏目のもとに来たドールだ。夏目が購入しない限り、事実上は夏目のものではない。 「……そうか、残念だ。本当に。でもね、夏目さん。あなたが死ぬなんて考えられない。あなたはきっと、生きますよ」
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