気まぐれ日記
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2005年08月13日(土) 戻してみました。

 やはり、一日一日を大切にしようと……。いや、別にどっちでもいいと思っているんですが。(どうせ月ごとに見ると一か月分だし)
 フェアリードールは二年前からやってるけど、いつも初夏から秋にかけてやってるので、とりあえずやってみようかと。実は、完結させようと思ってますが暗い(方向へと行くだろうと思われる)話はやっぱり苦手なんでコメディ(?)仕立てにしておきます。


 病院にはセリナは入れない。ドールから発する電磁波やら何やらが医療機器に影響があるからだ。とりあえず、入院の旨をセリナに伝えるため電話をかける。
 「あ、セリナ。一週間ほど入院することになったよ」
 『ええっ! ご病気なんですか?』 
 「あ、いや。検査入院しろと……。また財布を傷つけるとこになるよ。それより、君は井上さんところで待っていてくれるかい? そのほうが俺も安心できる」
 『わかりました。十真様、ご無理はしないでください。私は待ってますから、お大事に』
 電話を切ると、夏目は安心した。井上には連絡している。井上はドールの開発者でセリナの生みの親である。それゆえ、セリナのことは子供のように大事にしている。なので、セリナを預かるというのは苦にもなっていない。それどころか、漫画家の妻は忙しくしているので二人の子供を面倒見てもらうのにちょうどいい。なので、井上は二つ返事で承諾した。
 「ああ、夏目さん。あなた重病人なんですから、出歩かないでください」
 看護士に言われ、彼は首をひねった。
 「重病人?」
 「ええ、夏の暑さで入院するんですから、そうでしょ?」
 そういうわけで、彼は病室に押し込められた。 
 


草うららか |MAIL

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