気まぐれ日記
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2005年08月05日(金) やっと!

 入りました。後任を引き受けてくれる犠牲者が!(こらこら)
 でも、なんか続けていけるかどうかが心配な面が……。でも、三日で辞めるとかは今のところなさそう。ちなみに、この方は一番最後に面接をした方です。(この間、この人にかけようといった人ではないです)
 なかなか辞められず、この日記をご覧になっていた方々に、ご心配と励ましのお言葉を戴きました。ありがとうございました。この通り、私は今月中にはやめられそうです。(プーに自らなって喜ぶ私って、一体……)


 解説・柘植洋は、以前に書いたウィルスなみの、というかミステリーのかけらも無い小説(?)「すずめのゆで卵」の主人公の息子です。無事、高等部に入った模様です。
 そして、お初なのがミステリー研究部、山川京一郎。これはもう、田学を日記ノート(百金で買ったもの)につらつらと書いていた頃にできたキャラです。だから、洋より全然前からいたんですが、使いどころがなく今まで出番がありませんでした。どうやら現役探偵事務所の息子を狙っていたようです。でも、中学から部活に入れるはずなのだけど……。そこは目をつぶってください。

 『ツアー参加者 名簿』
 そのノートの表紙にはそう書かれていた。洋はそれを恐る恐るめくる。
 「よくも、ここまで、色濃い人たちを集めましたね」
 「むう、必ずミステリーが起こりそうなメンバーだろ?」
 「ミステリーどころか冥界の大王も殺されかねないですよ」
 「だからいいのさ」
 「よくない」
 「そういうわけで、必ず彼らを参加させるんだ。頼んだよ」
 「……って、これ願望なのか!」

 いわく、部長の言うことは絶対である。
 それが、田中学院部活動の掟である。ちなみに、ミス研は部員数が今まで部長一人だったため、認可されていない。だから洋は言うことを聞かなくてもいいのだが、彼はそのことを知らない。
 「くっそぉ、なんで俺こんなことせにゃならんのだ」
 ターゲットその一。中野四兄弟。
 後輩の中野冬季のことは知っている。運動部で引っ張りだこの彼だ。早速そこに当たってみた。うまくすれば、一緒にターゲットの野田晴仁もついてくる。
 「あ、柘植先輩。どうしたんすか?」
 今、彼は卓球部の助っ人をしていた。
 「えーと、実は……」
 理由を話すと、すぐにOKが下った。そして、晴仁もつれてくるという。
 「いやあ、毎日毎日部活でさ、俺助っ人なのに休む暇なくて。いい口実ができたよ」
 「悪いけどさ、君のお姉さんたちとお兄さんも……」
 「それ、勘弁して」
 あっさり、断られた。
 「姉ちゃんや兄ちゃんが行くのは構わないけど、俺からは無理」
 そういうわけで、次は年の近い双子、中野夏季と秋季に持ちかけることにする。


草うららか |MAIL

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