気まぐれ日記
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2005年08月02日(火) しばらくぶり

 に、自分の小説を書くことになるわ。なんか、ちょっと久しぶり……。あれ?
 ところで、ちまたで噂(されているかどうかは知らないが)の「銀魂」を読みました。こんな話だと知りませんでした。
 なんで「洞爺湖」なんだ? それを書くなら「昭和新山」とか「サンパレス」とか……。(ツッコミ間違ってます。しかも、時代的に昭和新山もサンパレスもないし……)

 まずはウォーミングアップ
 
 カルストラは不機嫌だった。寝起きはいつも不機嫌なのだが、その日は特に不機嫌だった。
 「朝っぱらから、なんですか?」
 「もう、昼です」
 目の前には自分とそっくりな者がいる。
 「まだ、いたんですか? あなたは」
 「ええ、まだいたんです」
 恐怖の魔王とかいうスノムウェンをトドメをさしたカルストラがそこに居る。魔帝が左腕で作った臨時のカルストラだった。(詳しいことは去年の三月あたりを読めばいいと思います。多分)
 「本日を持って、あなたを魔帝の右手にもどします」
 「はあ?」
 「そして、明日から僕がこの世の管理人を勤めさせていただきます」
 「へえ……。誰が決めたのそれ?」
 「いえ、実は……」
 左手で(臨時の)自分を作ったのはいいが、元に戻らなくなってしまったらしい。そこでいくつか提案された。二人で戦ってどちらかが勝った方を管理人としてすごし、負けた方は消滅して魔帝の腕に戻ると、話し合いの結果決まった。
 「それが、魔帝と運命神の決断です。ですから今から僕と戦えば自動的にどちらかが消滅して魔帝の腕に戻ります」
 「ふーん、そう」
 「ですから、僕と戦って……」

 ごいぃん!

 「ぐがっ……!」
 カルストラはいつのまにかお玉を手にして、それで殴った。それは、そのまま消滅し始める。
 「な、何故……決断力なら僕の方が上……」
 「僕のほうがキャリアが長いからです」
 「くっ、しかもお玉で……調理器具で……」
 「長々と話を聞いているのが億劫なんですよ」
 それは消えて、多分もう魔帝の腕におさまっただろう。カルストラはまた、眠ろうとベッドに横たわった。
 「……しまった」
 どうせなら、わざと消えて左のほうに働かせるんだったと後悔した。


草うららか |MAIL

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