気まぐれ日記
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2005年06月26日(日) |
いたスト スペシャル |
中古で購入。 今はゲームについては何もいいませんが、一言。 「リノア、口悪すぎ」(怒) 神殿がある場所はすぐにわかった。浮遊城が近くにとまっている。グライダーから降りるとすぐに神殿に駆け込んだ。 中は、簡素で床は石畳、四隅に柱が四本だけで屋根がない。その真ん中で白虎はクリスタルを手に入れご満悦である。 「ついに手に入れたわい。これで塔をも制覇することができる」 「遅かったか……」 ダノは舌打ちする。その隣には妹のそばで座り込んで呆然としているジャンヌがいた。 「これで、お前らの役目が終わったな」 と、白虎は姉妹をにらんだ。 「約束よ、白虎様。姉さんは自由にして……」 「役目が終わったんだ、二人とも消えろ!」 「そんな、約束が違うわ」 「そんな約束をした覚えはない。聞いただけだ!」 白虎の冷気が氷の塊となる。それをミレイユに向かって投げつけた。 「ミレイユ! 危ない!」 ジャンヌが飛び掛りミレイユを突き飛ばした。ジャンヌに巨大な氷が直撃する。そして、下敷きになった。 「姉さん!」 返事はない。オードがその塊を持ち上げ、白虎に向かって投げつける。白虎はそれを避けた。 「お前らか。ちょうどいい一緒に片付けてくれるわ!」 白虎が剣を振りまわす。ダノがそれを刀で受け止めた。力の差があるためか、ダノがじりじりと押される。シルアがブリザドを放とうとしてやめる。 「どうしたの、シルア?」 火縄銃を構えながらタジュトが聞いた。 「白虎に冷気は効かないわ。どうしよう」 シルアが持っているのは、ブリザドとデスの書、一応本を試したが効果はない。そのとき、
ぎん! ダノの刀が折れた。 「くそっ! タジュト、なんか武器もってないか?」 「これ、短剣っぽいけど……」 タジュトは短い剣を取り出す。 「なんでもいい、早っうわっ!」 白虎の攻撃を危うくかわす。オードが代わりに相手になる。 「タジュトさん、それ! 私にください!」 シルアは、待ちきれずにタジュトから短剣をもぎ取る。そしてそれで白虎に向かって切りかかった。 「ぐおっ!」 見た目、それほど強い攻撃には見えなかった。しかし白虎は大きくのけぞる。 「どうなってんだ?」 オードも不思議そうに見る。 「すごいわ、タジュトさん。やっぱりこれサイコダガーよ。魔力が高ければ高いほど攻撃力が高いの」 「じゃあ、シルア用の武器だね」 その後、圧倒的な有利の末、白虎が倒れた。そして、クリスタルも消えた。 「げっ! クリスタルが!」 「そんな場合じゃないでしょ!」 オードの足をタジュトが踏みつける。 「姉さん、姉さん……」 ミレイユがジャンヌを抱きかかえている。シルアが駆け寄ってジャンヌを診る。しかし、すぐに首を振った。 「ごめんなさい。姉さん。もっと姉さんの言うこと聞いていれば……私が馬鹿だった!」 「ミレイユ、ありがと……あなた、皆のために……」 「姉さん!」 ミレイユの涙がジャンヌの血に触れる。それが光輝き白く光るクリスタルと代わる。 「これが、お父さんが残した秘密……」 「これを、ダノさんに……魔界塔士に……ミレイユ、幸せに、なってね……」 ミレイユはしばらく泣いていた。姉の亡き骸を抱きしめて泣いていた。ダノたちは、ただただ見守るしかなかった。 「なんだ、タジュト。お前も泣いているのか」 と、小声でダノ。 「だって、私だってお兄ちゃんが死んじゃったら泣くよ。それ思うと……」 「縁起でもないこと言うな」 「何よ、たたかないでよ」 「いて、足踏むな!」 「髪ひっぱんないで! この、この!」 「やめて。二人ともここは喧嘩するところじゃないでしょ」 シルアが止める。いつの間にかミレイユが側にいて赤い目でにらんでいる。そしてつっけんどんにクリスタルを差し出す。 「うるさい! それもって帰って! 一人にしてよ! 場も読めないなんて最低!」 ダノはクリスタルを受け取った。 「それだけ元気があれば大丈夫だろ」 「それには姉さんの命が入っているんだからね! 頂上に着く前に死んじゃったら、承知しないからね!」 その後も、ミレイユはジャンヌを抱きしめて泣いていた。 ダノたちは、ミレイユとそのまま別れて塔に向かった。封印された扉の前にクリスタルを掲げる。十一階への階段が開かれた。
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