気まぐれ日記
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2005年05月09日(月) 退職届

 書きました。今更だけど。
 簡単に、簡潔に。自分が悪い部分もあるからね。
 母の日には、バラの花を贈りました。皆カーネーション贈ってるからね。


 温泉は数多くあるが、ここは世界でも最大といわれる温泉郷だった。そんなところに、バルクたちはやってきた。
 「まさか、こんなことでここへ来ることになろうとはのう」
 「全く、お前は……人間の歳じゃ十五じゃなかったか?」
 「でも、いいじゃない温泉大好き」
 「バルクもちょうど良かろう。最近腰がどうとか言っておっただろう」
 「俺の腰はたいしたことはねえの。お前の神経痛の方が重症だ」
 「ねえねえ、どこの宿にする? 客室に露天風呂ついてるのもあるよ」
 ルイがどこからか持ってきたパンフレットを開いて、指差した。
 「そこはいかん。高い」
 「飯のうめえとこがいいよな」
 「レディースプランっていうのもある」
 とにかく、彼らは適当な宿(一番安いやつ)を選んだ。
 「ゆっくり旅の疲れを取ってください」
 部屋に案内されて彼はくつろぎ始めた。旅をするものは、休めるときに休む。だが、アニムは荷物を置いて立ち上がっている。
 「ちょっと露店登録をしてくる」
 「なんだよ、今日くらい休めよ。神経痛にさわらねえか?」
 「そーよ。アニムの占いなんて、当たるも八卦当たらぬも八卦のハッタリじゃない」
 「本当のこといわれると腹が立つのう。しかし、露店登録は前の日が鉄則なのだ。こればかりは譲れん」
 「へいへい、行ってらっしゃい」
 バルクはもとよりあまり期待してなかったため、手で払うとベッドにごろっと横になった。
 「バルクは昼寝?」
 「ああ、疲れた身体で入るなってよく言われるんだ」
 あくびをしながら答えて、やがていびきをかき始めた。ルイは手持ちぶたさで落ち着かずにいた。自分も昼寝しようかと思ったが、あいにく眠くない。仕方がなく、周りにあるみやげ物売り場に向かうことにした。
 適当に回っていると、アニムがこちらに向かってきた。
 「お、ルイ。土産か?」
 「うん。見るだけだけど。登録終わったの?」
 「まあな。これから一風呂浴びようかと思っているのだが」
 「そう、じゃああたしも、そろそろ」
 宿に戻って、風呂道具を借り、露天風呂に向かう。ルイが第一条件として頑として譲らなかったので、「露天風呂で一番安い宿」となった。
 「じゃ、アニム。後でね」
 「おう」
 当然ながら、男湯と女湯は別れている。ルイはうきうき気分で露天風呂に入った。
 アニムはそばにある張り紙を見ながら温泉につかっている。
 『効能:肩こり 神経痛 頭痛 冷え性 産後の冷え性 打ち身 軽いや
けど にきび ストレス 呪術による身体のしびれ 魔力の損失による倦怠感 春による眠気』
 「……腰痛がないのう」
 しかし、アニムは気にせずゆったりと湯に身体を預けていた。
 しばらくして、そろそろ上がろうとしたとき
 「いやあああ!」
 悲鳴だった。聞き覚えある悲鳴。声の主はルイだ。
 「どうした、ルイ!?」
 「アニム、ごめんあがってきて」
 アニムは急いで湯から這い出て、着替えて浴場から出てきた。すでにルイは出てきていた。他の女性客も。
 被害者はルイだけではないようだ。
 「どうしたのだ、一体」
 「下着泥棒よ」
 ルイが、アニムに耳打ちする。
 「下着泥棒か……あんまりいい賞金はでんのう」
 「でも、立派なウォンテッド対象よ」
 やれやれ、とアニムは思いながら犯人を捜すことにした。しかし、他の女性客もまた、ウォンテッダーがいて、犯人を捕まえようと意気込んでいた。(続く) 


草うららか |MAIL

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